コラム – ニヤリ / Just another WordPress site Tue, 31 Oct 2006 11:08:03 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.2 40年近く前から変わってないのが情けない /archives/2006/10/40.html /archives/2006/10/40.html#comments Tue, 31 Oct 2006 11:08:03 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=754 ずっと書きたくて放置してたこのネタ。

マスコミの猛省をうながす
 吉田老が異常なまでに尊敬した英国の政治、ことに英国の議会政治が今日のように衰退の一途にあるのは世界的に考えてみて残念なことである。がふりかえってわが国の議会政治の実態を考えてみると、ひと様のことなどいえる資格はわれわれには全然無いことを認めざるを得ない。ついこの間閉会になった議会の現状など目をおおうものがある。
 政府が悪い、与党がなってない、反対党が無茶だと批判しはじめればきりがないが、私はまずマスコミの反省を望みたい。新聞などの一番大切な使命は真相の報道である。「健保」とか「大学法」とかの国会における可決は、新聞によれば政府与党の一方的な横車である。私は別に佐藤内閣のシンパでもないし、自民党員でもない。また社会党ぎらいでもないし日蓮大聖人のおしえに反対せんとするものでもない。共産党の主張することすら部分的にはよく賛成するものでもある。議会における反対党の人々といいたいが、実は国会議員の先生方で議会政治と言うもののプリンシプルを、冷静にそして具体的に考えてみた人は何パーセントいるのか。議会政治は多数政治であるというような単純なお題目はみなさんご存知だろうが、多数政治と言う政治のあり方の遂行方法と過程をご存知なのか。
 たとえば政府与党が過半数を制している議会においては、政府与党の提出する法案が通過成立することは当り前であるということを認めないのか。政府与党が提出する法案が反対党から見て不適当な場合は、不適当であると考える理由を国会を通じて堂々といえば事足れりである。法案通過を「実力」で阻止するとか審議を拒否するとかということはこれ自体が議会政治否認であると考えないのか。法案成立を阻止するために審議の引きのばし戦術を採用するとか採決をおくらすために、牛歩戦術というような、「非合法」なことが堂々と国会内で横行したり。それをさも普通のことのように報道しているマスコミの良識を疑いたくなるのは、私だけか。政府与党がよかざることをたくらんでいるのならそういう政党、または間接にその政府を選出した国民の不明である。
 現今の反対党の御連中にくれぐれも考えていただきたいことは、政府自民党の不明、無能、横暴を批難することはそれらの人々を選出した国民を批難していることと同じであるということである。国会議員は主権者たる国民の代表であって、代表が主権者を批判してよいものかどうかじっくり考えてもらいたい。
 政府、自民党がダメならその判断は主権者たる国民がします。国会の先生方の審議拒否とか、牛歩とかさみだれとかいう戦術で政府の国会活動を阻止したり妨害したりなさらなくても審判は国民がします。自民党政府の意図する法律が不適当なものとお考えになっても、多数を制しているかぎりその法案を阻止する権利はあなた方にはありません。それが議会政治と言うものです。これは横暴ではありません。「実力阻止」こそ横暴であり暴力であり横車であるのです。
 反対党がその法案をそんなに嫌なのなら、この次の総選挙に勝って絶対多数を制して自民党内閣をたたきつぶしてその法律を廃止すればよいのです。いま反対党のあなた方には、政府の提出する法案を阻止する権限は国民から与えられていないのです。子供じゃあるまいし、そんな幼稚なお説教を聞く耳は持たないとおしかりを頂くことは必至でしょうが、そんな幼稚なことすら行われていないのが現在の国会のあり様ではないのでしょうか。

 重ねてしつこく言いますが、政府自民党は自分の考えている政策を法制化して実行に移す権限を国民から与えられているのです。そんならどんな無茶をしてもいいのか。実力を以てしてもそれを阻止することが反対党の国民に対する義務だとお考えになる先生方がいるのなら、そういう先生方にあえて申上げます。国民の良識をなめてはいけませんよと。政治家が一番恐ろしいものは国民の判決です。馬鹿な政治をやった政府でこの判決の制裁を受けなかったためしはありません。このごろのマスコミの論調をそのまま輿論だとお思いめさるな。国民はそんなに軽率でもないし一方的でもありません。ただもっともっと国民が主権者であって主権者のみが最後の判断を下すものだという単純な事実を認めて、それを信じて下さいとお願いするばかりです。
 この頃の議会政治のあり方はあまりに馬鹿げています。こういう間隙につけこむのが、独裁政治などの非民主的の政治体制です。日本も民主政治になってから、もう相当の時間が経つのにこのありさまではさきが思いやられます。民主主義がもらいもので附けやきばであることは残念ながら事実ですが、国会ぐらいはすくなくとも、民主主義は板についてきた位の印象を国民に与えるべきだと思いますが、どうですか。
 それが少々ウソであっても。
(「諸君!」1969年10月号)
引用元:P244-248

プリンシプルのない日本 プリンシプルのない日本
白洲 次郎

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野党がやるべきは自民党の足を引っ張ることでも、気に入らない法案を廃案にすることでもなく、自分たちの主張を広く国民に知らしめ次の選挙において与党よりも多くの支持を集めるべきじゃないのか。
マスコミのやるべきは与党を攻撃することでも特定の法律、政策を攻撃することではなく何が起きているのかの真実を報道することじゃないのか。
佐藤内閣→安倍内閣にするだけでこの文に何の違和感もない事に政治家もマスコミもそろそろ気付いても良いと思うんだ。


以下最近のがっくり来たニュース。
「共謀罪」創設、今国会成立を断念…重要法案を優先 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

成立を目指せば、法案に強く反対する野党の審議拒否などで国会の混乱が予想されることから、与党は重要法案としている教育基本法改正案などを優先すべきだと判断した。来年の通常国会以降の成立を目指す。
(中略)
 民主党はこれまで共謀罪創設の必要性は認め、今年の通常国会でも、共謀罪の適用範囲を限定する与野党修正協議に応じていたが、今国会を前に、法案成立そのものを認めない方針に転換した。民主党は信託法改正案の審議を最大限引き延ばし、組織犯罪処罰法改正案の審議を阻止することにしている。

 民主党・高木国対委員長は26日、下村官房副長官が25日に従軍慰安婦への旧日本軍の関与を認めた93年の“河野官房長官談話”を再検討すべきだと発言したことについて、安倍首相の発言とつじつまが合わないとして、今後、真意をただしていく方針を示した。
 「河野洋平談話、従軍慰安婦の問題ですけど、これはもう少し、事実関係を研究し合って、結果、どうなのかということについては時間をかけて客観的に科学的な知識をもっと収集して考えるべきではないか」?下村官房副長官は25日、安倍首相が国会答弁で踏襲(とうしゅう)する考えを示した“河野官房長官談話”を再検討する必要があるとの認識を示した。
 これに対して民主党・高木国対委員長は26日、「首相と官房副長官が違ったことを言っていれば、どちらが本当かたださなければ国民に説明がつかない」と批判し、今後、国会で真意をただしていく方針を示した。
慰安婦“河野談話再検討”発言に民主党反発@日テレNEWS24

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番号ポータビリティ始まる /archives/2006/10/post_536.html Tue, 24 Oct 2006 03:32:45 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=745 番号継続制がスタート(東京新聞)

 携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を引き続き使える番号継続制が24日午前、スタートした。利用者が契約する携帯電話会社を変えたい場合、最大の障害が取り除かれたことになる。

番号継続制がスタート(神戸新聞)

携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を引き続き使える番号継続制が24日午前、スタートした。
 ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)が前日、同社契約者間の通話料金と短いメール代金を無料にする新料金体系を発表するなど、携帯各社はシェア拡大を目指してサービス競争を激化させている。
 また、同制度導入に伴い、携帯端末の需要増を見込んで東京都内の家電量販店では関係者が出席して記念イベントを開催。

ユーザーは長年待ち望んでいた制度なので万々歳なんでしょうが、この制度が本質的にもたらす社会的なインパクトってのは結構でかいんじゃないでしょうか。

ナンバーポータビリティは伸び悩む携帯電話加入率にとっての福音となるか

どうも最近の論調を見ると、各社がナンバーポータビリティ(以下 MNP:Movile Number Potability)で一気にシェア拡大を狙っているってのを携帯電話業界に大きな福音であるかのような話題が出てるのが何とも。
そもそもMNPは結局の所、今まで障壁があって隣の領土に攻め込めない状況であったパイの奪い合いが、障壁の撤廃で激化する程度の話で、新たな携帯電話需要が創製されるであるとか新しい顧客層が表れるとかという類の話じゃまったくないわけで。
逆に障壁の撤廃によって起こったパイの奪い合いによって必ず敗者が生まれるということを考えた方がいいんじゃないですかね。
携帯電話業界ってのは誰もが分かるように歴然としたインフラ屋であるわけで、特にモバイル端末である以上通話可能エリアが少なくとも日本全国のおおよその場所において使用可能になっていることがある意味最低条件であると考えられるわけで、そのためにはやはりそれなりの投資をしなきゃならんわけで。
もちろん設備投資も金が無きゃできないわけで、その金がどこから出てくるんだと言われれば間違いなく利用者の懐から出るんですよと言うのは当り前の話。もちろん株式増資ってのもアリですがまぁそれはそれ。
そんな業界においてMNPによるシェアの再配分が起こった結果シェアを減らしたキャリアが出てくるってのは間違いない話でありまして、シェアが減ればキャッシュフローが減るのも当然で、結局の所設備投資が勝ちキャリアと比べて少なくなるというのも自明な話かと思います。
さらにMNP導入期(恐らく2008年ぐらいまで)における過競争による収益性の減少は負けキャリアにとっての致命傷となり得ます。
そうなると起こるのは負けキャリアの撤退でしょう。
そんな見方から今後起こることは、ソフトバンクモバイルのNTTもしくはKDDIへの吸収と携帯電話業界からの撤退じゃないかと予想してみます。
(ソフトバンクの資金大量投入があったりすれば話は別なんでしょうが。)

ナンバーポータビリティは携帯電話業界の公正な競争を助けるか

結局の所携帯電話はインフラ商売ですので、どれだけのインフラを持ったか/持てるかと言う所に勝負の勘所があるわけで、弱小キャリアは(普通に戦ったら)強大なキャリアに対抗する術を持つわけがありません。
(willcomのように独自性の高いサービスによって成功する例はありますが。)
さらには、携帯電話通信網の根幹をNTTが握っている現状において、NTTDocomoと他のキャリアの間における競争が公正になるわけがありません。何せNTTDocomoはNTTグループのグループ会社ですから、DocomoからNTTへの金の流れはグループ全体で見たら何の損失も無いわけですし。
というか今の世の中で電気ガス水道に次ぐ根幹のインフラをNTTという1私企業が独占している現状にこそ問題があるわけで、MNPだろうが何だろうが公正な競争なんて起きるわけが無いってのが本当のところじゃないですかね。
参考:NTTに全通信網開放を強く要請??総務省(Nikkei it plus)

 総務省は13日、NTTに通信網開放を迫る新たな競争促進策を固めた。高速インターネットと携帯電話が通信の主流となった今の時代にあわせ、すべての通信網を他の事業者に公平に貸し出すことを求める内容だ。ただ、この競争促進策にはNTTの反発も予想され、具体化に向けて曲折もありそうだ。
 総務省の「IP化の進展に対応した競争ルール懇談会」(座長・林敏彦放送大学教授)は13日、NTTが持つ光ファイバーや携帯電話、IP(インターネット・プロトコル)網など主要な通信網を他の通信事業者に開放するよう要請する報告書をまとめた。NTTと他事業者の競争条件を同一にし、超高速ネットや携帯電話でも値下げや新サービスの誕生を目指す

以下書きかけ。

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久しぶりにコンビニ弁当を食った /archives/2006/08/post_426.html Tue, 08 Aug 2006 04:49:17 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=612 7-11のマーボーチャーハン
うまかった。


なんつーのはどうでも良くて、弁当を買ったときに付けてくれたスプーンが先割れスプーンだった。
ただでさえ米は先割れスプーンで食いにくい(割れた部分から米が落ちる)のにマーボーで汁気が増えた米なんて食いづらいことこの上ない。
先割れスプーンは米とおかずが同居してるような弁当を1本でなんとかするっつーケースであれば我慢のしようもあるんだがよりによってマーボーチャーハンて。
つかきっとカレー買っても先割れスプーン出しただろおばちゃん。
おばちゃんはさておき。
今 7-11で付けてくれる食器の類は

  • わりばし
  • カレースプーン
  • 先割れスプーン
  • フォーク
  • デザート用スプーン

あたりかな。
あとは鍋焼きうどんに付いてくるれんげぐらいか。
昔から伝統的に弁当につける食器の種類は店員に一任されてて、今回のケースのように家に付いて袋を開けた後に思ってたのと違う食器に歯噛みすることになるっつーのが多いんじゃなかろうか。
でも何で店員に一任せにゃならんの?
人によってはそばとかラーメンをフォークで食べたい人もいるだろうし、チャーハンは絶対れんげが良いっつー人もいるだろうし そこまで店員は読めないしなぁ。
そう考えたら、レジの横とかに無料で付けれる食器が並んでて、弁当買う時にどの食器が欲しいか指定できれば良いんじゃなかろうかね。んで、それに番号がそれぞれ付いてて「3番」って言えば先割れスプーン、4番なられんげを付けてくれるみたいな。
企業側の視点からすれば「箸よりもフォークのが単価が高いのでカップラーメンにフォーク付けられたらたまらん」つーのはあるかも知れないけどそこはコンビニ業界No1の7-11のスケールメリットを生かすって方向でひとつ。
つかこれって7-11がやったら今以上に独走できるんじゃね?他のコンビニじゃ7-11ほどのスケールメリットを生かせないわけだし。
なんてことを考えながらメシを食ってたら先割れスプーンの先割れ部分からマーボー汁がお気に入りの白いジャージにポトっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

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秋田の事件でのメディアスクラムとか /archives/2006/06/post_405.html /archives/2006/06/post_405.html#comments Fri, 09 Jun 2006 05:45:10 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=587 秋田小1殺害 報道被害どう避ける 取材人数を自主規制魚拓

 秋田県藤里町の男児殺害事件では、田園地帯の一角に報道陣が詰めかけた。死体遺棄容疑で4日逮捕された容疑者には、事件発生間もなく取材が集中した。98年の和歌山カレー事件を教訓に、報道各社は、メディアスクラム(集団的過熱取材)を避ける模索を続けた。

今回の事件ではメディアスクラムを避けることができたようですね。
マスコミの言う自主規制の効果も期待できると考えていいのではないでしょうか。


ってんなわけあるか。
今回の流れはこの記事を読む限りこうだ。

殺害された米山豪憲君(7)の自宅周辺は、行方不明になった翌日の5月18日早朝から、報道陣が集まった。
(略)
18日夕方以降、畠山容疑者が能代市内の実家に戻ると報道陣も移動。敷地前の農道に常時数十人が待機した。当初、畠山容疑者は一部の記者を自宅に招き入れて取材に応じることもあった。その後も報道陣は増え、ピーク時には約100人に。
(略)
24日、畠山容疑者が買い物に出掛けた際、十数台の車が後を追った。容疑者は、県警を通じ取材自粛を要請。放送倫理・番組向上機構(BPO)にも「生活を脅かされている」と訴えた。
その日夕方の報道懇話会。「これでは和歌山と同じになる」と代表取材が提案された。

要するに、事件発生翌日17日から報道陣が100名近くも詰め掛け1週間にわたり容疑者やその周辺をぶんぶん飛び回った挙句、容疑者本人が県警やBPOに訴えて初めて自分たちのやっている事が和歌山と同じだということに気づいたと。
6/9 15:00の段階のGoogleNewsで「メディアスクラム」で検索して出てくるのは上記朝日の記事と東京新聞()、西日本新聞)のみ。
朝日の論調は「概ね自主規制によってメディアスクラムは避けられた。懇話会が設けられて人数制限をかけたけど日本雑誌協会は乗らなかったからメディアスクラムがあったとしたらそれは雑誌が悪い」
であろうと読める。

 懇話会幹事社である時事通信の森賢・秋田支局長は「本来の報道をしようという取り組みだが、フリーの記者にまで強制はできない。加盟社が率先して節度を守ることで、改善を誘導していくしかなかった」と話す。

東京新聞は「今までより若干改善はされているもののまだ課題は多い。」

さらに自主規制のタイミングについても「もう少し早く」という声もある。同懇話会幹事の森賢・時事通信秋田支局長は「対応が後手後手になったといわれるかもしれない」と認めつつも、「だが事前に規制を設けるのは、報道の自由を自ら縛ることになる。目に余る状況があるかどうかを見極めた上で対応を決めざるを得ない」と難しさを吐露する。
(略)
<デスクメモ> 幼女連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の被害者家族を取材したことがある。ある家族宅では、心情を思い呼び鈴を押せず、立ちつくした。別の家族宅では「心を鬼にして」声をかけた。自分の行為が人を傷つけ、自己嫌悪した。それでも取材は必要だ。報道の意義と報道被害対策をどう両立するのか。自問は続く。(鈴)

西日本新聞はおおよそ経過を述べるだけにとどまってる。

田島泰彦上智大教授(メディア法)は「自主規制で過剰な状態は緩和されたと聞いている」と評価しつつも「抗議されるまでもなく、ある種の自制は必要」と指摘する。

今回の事件から見える「メディアの自主規制」の問題点は被害者(今回は容疑者。以下被害者)自ら規制を求めない限り発動しないという点だろう。さらに言えば報道による人権侵害を緩和、解決するために作られたというお題目を掲げているBPOは不十分どころか全く意味を成していないという事実こそが問題の根幹であろう。
BPOの理念を掲示しているページにはこう高らかに謳われている。

「放送倫理・番組向上機構」(略称=BPO、放送倫理機構)は、放送による言論・表現の自由を確保しながら、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情、特に人権や青少年と放送の問題に対して、自主的に、独立した第三者の立場から迅速・的確に対応し、正確な放送と放送倫理の高揚に寄与することを目的にしています。

報道が開始された18日朝から1週間も放置するのがBPOにとっての迅速なんですか。苦情が出るまではメディアスクラムではありませんか。
違うだろ。
本当に自主的な規制ってのは自ら気づくことが大事なんでしょ。
それで気づけないときに忠告、助言するのがBPOの役目でしょ。
被害者の周りに報道陣が100人の時点で異常だと思えと。
そんな異常な見識で「読者の目線で」だの笑わせんなと。

翌日午後5時、現場から記者たちが一斉に引き揚げ、隣の待機場所に移った。日本新聞協会によると、拉致被害者の帰国時に取材自粛が取り決められたことがあるが、取材者の人数を最小限に絞るなど細かな取り決めを結んだケースは珍しい。
(朝日)

「取材過熱で被害を出さない、出す前に自粛する」という一番大事な事をおろそかにしてこんな枝葉の部分でオナニーなんぞしてるからマスゴミと呼ばれるんだバカ。


という事でメディアの自主規制なんてものは1mmも効果がないという実証がなされてしまいましたとさ。
めでたくなしめでたくなし。

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他人に迷惑をかけないということ /archives/2006/02/post_385.html Thu, 23 Feb 2006 08:10:48 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=557

一方、現代都市空間においては、「他人」とは共通基盤や共通理解の乏しい人達であり、全く見ず知らずの「情報ゼロ」の人間の占める割合が遙かに高い。インターネットの向こう側の人間、満員電車の人間、塾では会っても近所では遭わない人間…。「他人」は「他人」でも、ここでいう「他人」は1948年の日本人が遭遇する「他人」とは質的にも量的にも違いすぎる。1948年の親御さんが「他人を大切にしなさい」という場合と、2006年の親御さんが「他人を大切にしなさい」という場合、言う親の心情はともかくとして、言われる子ども側が対峙する「他人」は全く異なっている。ここに着目していただきたい。
「他人に迷惑をかけない」という要請は、現代の子ども達の適応に何をもたらすのか(汎適所属)

うーん。
そう言われれば確かに昔と今で「他人」の範囲が格段に広がってるなぁ。
「他人に迷惑をかけるな」ってのは言いがちな事だからこそ皆無自覚なのかも。
たしかに今まで一切関係がなかった全くの他人までを考慮の範疇に入れるのは子供にとって強いストレスになるんだろうなぁ。

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ゲッツ板谷とTOCと /archives/2006/01/toc.html Sat, 07 Jan 2006 15:00:02 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=538 ここ数日読書をモリモリしてる。
そろそろ活字を見過ぎて文字がゲシュタルト崩壊しはじめたのでここらで一旦終了。

戦力外ポーク


路線的には板谷バカ三代バカの瞬発力に近いエッセイ集なんだけど、それらと決定的に違うのは、これらが目次からあとがきまで畳み込むようなギャグや笑いのエッセンスが山盛りになっているのに対し、この作ではふとしたところにピリリと辛いエッセイやイイ話が散りばめられていて、これはこれでいい感じだ。
特に金角&銀角解散に至るエピソードは(失礼ながら)意外なまでの仕事に対する真摯さみたいなものが窺い知れてゲッツ板谷ファンとして心に残った。

インド怪人紀行


インドは理屈じゃなくスゲェ。
ただそれだけのことをひたすら等身大に、ひたすらゲッツ語(としか言いようの無い言い回し)で語られていくインド紀行。
西原理恵子の元ダンナ(*1)で戦場カメラマンのカモちゃんこと鴨志田譲氏、ゲッツ氏の元編集者のハックとナベちゃんの4人のオッサンが恐ろしい程のバイタリティとチャレンジ精神でインドに体当りしていき、ボッコボコに完敗する。
ひたすらその繰り返しだ。
ひたすらその繰り返しでありながら等身大のまま描き出されているがゆえに、インドの国や人の深層に近い部分が確実にあぶり出されているんじゃないかと思う。
そんなエピソードの中でドキリとするのがクライマックス(?)でカモちゃんの口から発せられるナベちゃんへの言葉。

「俺に誤ったってしょうがねぇだろ!それに、お前の”すいません”は俺はもう信用してないからっ。自分をちゃんと見つめ返しもしないで、とりあえず謝る。でも、それから15分も経たねえうちに平気でカッコつけたことが言えちゃう……。会社をクビになってから、ハックは一人でタイを回った。そして、それが面白かったから、引越し屋のバイトを黙々と続けて次の一人旅の旅費を貯める。……お前にはソレがないっ。頭の中を真っ白にして、何かにぶつかっていくことができないっ。その上、何一つ達成していないのに、やってきたこと、見てきた以上のことを平気で語ろうとするんだよっ、貴様はああっ!!」
「おメーの何がダメかを簡潔に言ってやるよっ。最初は人一倍ヤル気がある素振りを見せるんだけど、すぐにそれが空回りし、持続力が無いから途中でパニックを起こして逃げ出すっ。そしてそれを自覚しないまま、みんなに迷惑をかけてんのに平気で言い訳をするっ。何かを語ろうとするっ。……結局は、何かの業界のケチな便利屋になるだけだなっ、貴様は!」
(P372-373より引用)

胃を誰かに捕まれたようにズキッとした。
程度の差こそあれ俺の中にもナベちゃんがいる。
とりあえず謝って目先の難を逃れようとする、プライドや頭でっかちな考えに邪魔されてぶつかっていくことができない、決定的に持続力が足りない。そんな俺の一部分がカモちゃんの言葉に撃ち抜かれた感じがした。
その直後に語られるゲッツ氏のカモちゃん評。

前にも書いたが、カモちゃんは人をほどんど受け入れない。よって、相手にも(このオッサン、なんでこんなにピリピリしてんだよ……。ま、近寄っても怒鳴られるみたいだし、係わり合いになるのは止めとこ)って感じで敬遠されてる。
が、カモちゃんはタマーーに心を開くと、その人物に全てを伝えようとする。で、それは確かに度を越すこともあり、一緒にいると異常に疲れるばかりか、時にはタチの悪いおせっかいに感じることもある。
そして、カモちゃんはソイツがダメだと判断すると、さっさと見切りをつけて去っていく。
(中略)
他人の行き方に対してツベコベ言う。……それはある意味でモノ凄いリスクを背負うことでもある。
なぜなら、それを言われた者は大抵(るせえっ、放っとけよ!)という気持ちになるし、ツベコベ言った側はその後、相手から非常に厳しい目で見られることになるからだ。その上、仮にその忠告通りに動いてもウマくいかなかった場合、相手の「恨みの的」になってしまうことだって有り得るのだ。
特に今の日本の風潮では、陰口ならいざ知らず、面と向かって相手にツベコベ言うことはタブー事項にさえなっている。……が、カモちゃんは「仲間」と認定した者には、平気でソレをやるのである。
(P375-376より引用)

困った。
引用してみたものの、この文章から感じたことをどう伝えたらいいのか言葉が出てこない。
どう表現すればいいのかわからないけど、この一文とそこに繋がる旅の歴史、それだけでこの本には読む価値が確実にあるような気がする。
いやはや、まいった。
ゲッツ板谷の描き出す限りなく能天気なギャグに浸るつもりで買ったつもりの本に完敗させられた。
30も過ぎて実家でニートやってるクソ兄貴に叩きつけて読ませたいと思いつつも、変に感化されて「インドにマリファナ吸いに行ってくる」とか言い出しそうで悩んでたり。
まいったまいった。


*1:2003年に離婚していたらしい。マジカ

ベトナム怪人紀行


インド怪人紀行の前に出版された紀行もの。
ゲッツ氏とカモちゃん、現地コーディネーター(?)の鈴木くんの3人でベトナム各地を旅をしつつ、ベトナム戦争を手がかりにベトナムを解き明かしていく。
ゲッツ氏の目線から見えたベトナム戦争がその目線ゆえに、等身大のベトナム人の戦争観や国家観をよりリアルに描き出している。
インド紀行より印象が薄いことは否めないが、紀行本としても戦記ものとしても十分面白い作品だと思う。

The Cash Machine 縲恂ラけ続ける仕組みをつくれ!0


エリヤフ・ゴールドラット博士の提唱したTOC、その普及に大きな役割を担った名著「The Goal」の5作目。
生産工程での効率化手法と捉えられがちなTOCを如何に営業戦略に生かすかを軸にドラマが展開する。
その中には、ちょっと見ただけでは見逃しそうな小さなブレイクスルーが随所に散りばめられており、それこそが異分野でTOCを導入するためのキーになるのだろう。
本書は単体で読んでもそれなりに楽しめるとは思うが、その真の内容を知るためには過去4冊の”The Goal”を読んでからのが良いだろう。
参考:@IT情報マネジメント用語事典 [TOC (theory of constraints)]

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2ちゃんねるを理系的に強引に分析する /archives/2005/11/post_334.html /archives/2005/11/post_334.html#comments Sat, 05 Nov 2005 16:13:21 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=483 最近さまざまなところでの議論に「2ちゃんねる」とか「2ちゃんねらー」とかが登場しているのを見て、更にその大部分がそこから議論が拡散し交錯し収拾が付かなくなってるのを見て来て「なんだかなぁ」と感じてたので、その「なんだかなぁ」を分析してみようかと。
2ちゃんねる[にちゃんねる]

2ちゃんねるはスレッドフロート型掲示板という電子掲示板の集合体である。「ニュース極東」や「心理学」など様々な分野に関する掲示板(板、いた)が存在し、それぞれの板においてその分野のトピックについて話し合うスレッド(スレ)が複数独立して進行している(例:「天皇皇后両陛下サイパン訪問」「数学も物理もできない哲学者なんて」)。スレは基本的にスレ作成者(1、いち)の提示したトピックに対するコメントを投稿(レス)していく形で進行していき、レス数が1000を超えてなお話が継続する場合には新しいスレ(新スレ)が作成される。また、板は「ニュース」「文系学問」など更に上位のカテゴリ(カテ)に分類されている。特定の板やスレをよく利用する人のことを住人もしくは住民と呼ぶ。
2005年5月現在700以上の板があり、各板には数十から数百のスレッドがある。「『ハッキング』から『今晩のおかず』までを手広くカバーする巨大掲示板群」[1]というキャッチフレーズの通り話題は多岐に渡る。板は現在でも時折新設されており、常設板の他にもバーゲン板のように特定の季節に期間限定で開設されるものもある。2004年8月には五輪期間中限定の専用の板が新設された。また、過去には管理人ひろゆきの誕生日に彼を祝福するためだけの板が新設されたこともある。沢山の板が存在する一方で学問系の板を中心にあまり利用されていない板も少なからず存在する。そうした極端に利用者が少ない板は「過疎板」と呼ばれる。
2ちゃんねるでは投稿の際に名前欄の記入が必須ではなく、匿名での参加が可能となっている。このため、2ちゃんねるを自由に気兼ねなく発言できる言論空間であると評価する声がある一方で、後述するように匿名性を利用した無責任な迷惑行為も多発しており、批判の的にもなっている。
2ちゃんねる – Wikipedia

2ちゃんねらー[にちゃんねらー](同:ねらー)

2ちゃんねる利用者の年齢層は不明だが、基本的には10代後半から30代が主な利用者だと言われる。昨今爆発的に増加した携帯電話からのアクセスも含めると、総数はさらに多くなると見られている。ただし、この内常連がどの程度なのかは不明。
現実においては、2ちゃんねらーだということは良くない印象を抱かれる事も多く、当の2ちゃんねらーでもわざわざ公言するのを嫌う者も多いため、現実世界で2ちゃんねらーであることを公言する人は少ない。ただ、芸能人などが自ら2ちゃんねらーであることを直接的・間接的に公表する事もしばしばあり(保田圭、矢口真里、安倍なつみ、上戸彩、綿矢りさ、深田恭子、青木さやか、若槻千夏、小倉優子など)、中には“プロ2ちゃんねらー”を自称する中宮崇(カルトウォッチャー)や2ちゃんねるを肯定的に評価する西村幸祐(フリージャーナリスト)のような人物もいる。一方で、一般に2ちゃんねらーはオタクであるとの認識を持つものも多く、2ちゃんねらー自身の書き込みでもそのような認識を表したものは多いが、実際には掲示板の種類や世代によりかなりのバラつきがあると推測されているため、一概には言えない。オタクの定義は様々なので、そもそも2ちゃんねるに書き込んでる時点でオタクであるとする意見もある。そして電車男が話題に成った以降は「2ちゃんねらー=オタク」と言うイメージは固定化した。
また、NEETという言葉が一般的になってから2ちゃんねらーはニートの集まりだとするレスが多く見られるようになった。平日日中にモブをやるなど実際にニートの2ちゃんねらーもある程度はいると見られている。またテレビでニートの話題が出ると必ずと言っていいほど祭りになる傾向にあるのも裏付けられている。
2ちゃんねらー – Wikipedia

ちなみに俺も2ちゃんねらー。
主に出入りしてるのは「ニュース速報+」「Vip」「プログラム」「プログラマー」「WebProg」「Linux」「楽器・作曲」「ニュース極東」「議員」「法学」「AAサロン」「物理」「シミュレート」「数学」「議員・選挙」あたり。
あとは実況とか生活あたりとか。
2chは毎日見てるけどどこに行くかは気分次第。
毎日見てるのはニュースヘッドラインとプログラム系3板ぐらいか。

前提の話その1:言葉の整理

そもそも2ちゃんねるとは何か。
システム的な面から言えば2ch.netドメイン下で運営される匿名投稿が可能な無数のスレッド式掲示版群の総称だというのに異論は無いだろう。(*1)
各掲示版はカテゴリーごとに「板」と呼ばれる集合に属し、その板の集合が「(掲示版群としての)2ちゃんねる」と一般的に呼ばれる。
総体として語られる「2ちゃんねる」とは上記システムを利用するユーザーの集まる「仮想的な場」と捕らえる事ができるだろう。
また「2ちゃんねらー」とは何かと考えると

  1. 2ちゃんねる利用者を表す肩書
    例:「あいつは2ちゃんねらーだ」
  2. 2ちゃんねる利用者全体を表す総称
    例:「2ちゃんねらーには良い奴も悪い奴もいる」

の2つの意味が使われる。(*2)

前提の話その2:光の二面性と量子力学

「光とは波であり粒子である」
これは現在の物理学において常識である。
また、この理論から電子や原子も波であり粒子であるとされ、そこから発展した量子力学によって、「電子や原子の場所は確率的であり、その場所は特定できず、複数の場所に存在する可能性として存在する」という或る種哲学的な解釈がなされている。
(「波動と粒子の2重性」哲学的な何か、あと科学とかから続く全23ページが非常に分かりやすく、読み物として非常に面白いので先に読んでおく事をお勧めする。)

前提の話その3:カオス理論とフラクタル

カオス理論 (Wikipedia)という面白い理論がある。
一言で言えば「複雑なものの未来は予測不可能である」だ。
単純な機械は入力に対して出力は単純な結果となる。
しかし、これをどんどん組み合わせて複雑な構造を作り上げて行くと入力に対して出力結果の予測が難しくなっていき、十分複雑な構造となると入力に対して予測が不可能になるという理論だ。
これは複雑になれば初期鋭敏性(初期値の微妙な誤差に対して結果が大きく変化する性質)が現れる事を直観的に理解できれば、初期値としての電子や原子の不確定性が結果に大きく影響し、すなわち結果が予測できないとおのずと直観的に理解できるだろう。
これと関連してフラクタル(Wikipedia)という概念がある。
フラクタルの自己相似性は「フラクタルの一部を拡大すると元のフラクタルと同じ形が現れる」という性質で非常に不思議で面白い。


ここからが本題

さて、前提が終わったところでここから本題に入ろう。
「2ちゃんねる」とは何かと考えるために一つの仮定を挙げる。
「2ちゃんねるとは光である」

仮定「2ちゃんねるとは光である」とは

「2ちゃんねるはこの閉塞した社会にさした一筋の光」というような詩的な話ではなく、その性質が似通っていることを表している。
前提2に似せて書くならば「2ちゃんねるとは粒子であり波である」だろうか。
一つ一つ解き明かしてみよう。

2ちゃんねるは粒子的性質を持つか

前提1で前述したように総体として「2ちゃんねる」とした場合、「2ちゃんねる」とは「システムとしての2ちゃんねる」を利用するユーザー(=呼称としての2ちゃんねらー)の集合と捕らえる事ができる。
このユーザーは一般的に剛体としての個人であり、分割不可能な最小単位である。(*3)
ユーザーは古典物理学的に言えば、ある時点に置いて「場としての2ちゃんねる」に存在した事は確定的であり、その点に置いて極めて粒子的であると言える。(*4)

2ちゃんねるは波動的性質を持つか

2ちゃんねるに限らず口コミによるネットワークなどでも見られる流行の伝播は、以下の性質から非常に波的であると言える。

  • 発生源を中心に放射状に運動が伝達される
    (例:一人が使いはじめた「新語」が口コミを通して伝播する。Vipで流行ったAAが他板に伝播していく。 など)
  • 他のムーブメントと干渉し、部分的に飛躍的なエネルギーを持ったり消滅したりする。
    (例:サッカーブームとナショナリズム的風潮が干渉することによるサッカー日本代表への熱狂、AAの流行とFlashブームの干渉によるAAフラッシュの大流行 など(*5))

ということで

「総体としての2ちゃんねる」は「個の集合」(=粒子的)という面と、「流行や意志の伝播」(=波的)という光に似た2面性を持つと言える。

ここでもう一つ物理的現象と似通った現象を紹介しよう。

ツボとネタと共振

お笑い番組などを家族と見ている時、特定のネタにおいて自分だけ大笑いして他の家族はシラーっとしている。
そんな経験が誰にでもあると思う。
これは物体の共振という現象に似ていると言える。

共振 (きょうしん) は、エネルギーを有する系が外部から与えられた刺激により固有振動を起こすことである。特に、外部からの刺激が固有振動数に近い状態を表す。共鳴と同じ原理に基づく現象であるが、電気や固体については「共振」の語がよく用いられる。
共振の特性を表す無次元量としてQ値が用いられる。値が大きいほどエネルギーの分散が小さく、狭い振動数の帯域で共振する。
共振のシステムとして、振動する振り子が単純な例として挙げられる。振り子を押して系に振動を励起することにより、振り子はその固有振動数で振動を始める。振り子の固有振動に近い周期で振動を与えると、振動の振幅は次第に大きくなる。しかし、固有振動と大きく異なる周期で振動を与えると、振幅は大きくならない。
共振 – Wikipedia

上述の例ではネタ(情報)を振動(波)、各個人を固有振動数(ツボ)を持つ物体として捕らえた時、振動(ネタ)と固有振動数(ツボ)が近い個人だけ笑い(共鳴し)、固有振動数(ツボ)と遠い個人は笑わない(共鳴しない)とすれば共鳴現象との類似性を理解できるだろうか。
これは笑いだけではなく、ある情報に対する興味を持つという動きに一般化できるだろう。
つまりこの例から導かれる仮定は「個人が情報に対して興味を持つ/持たないという選択は物質の共振現象に似たメカニズムを持つ」だろうか。
こう一般化したときの固有振動数とは単にツボと言うよりも、むしろ「嗜好」と言った方が分かりやすいかも知れない。

では、この共振現象を前述の「2ちゃんねる光仮説」と掛け合わせてみよう。

2ちゃんねるでの共振現象

前提1の通り2ちゃんねるは「板」と呼ばれるカテゴリに分類されている。
各板毎にテーマが決まっているのは勿論、風習などもさまざまである。
一般的にユーザー(2ちゃんねらー)は各個人単位に利用する板はさまざまで、複数の板を掛持ち(*6)している。
この事から各板には似た嗜好を持つ個人(2ちゃんねらー)が自然と集約されていく。(*7)
これを逆説的に言えば、当然の帰結ながら「同じ板は同じ嗜好(ツボ)の近い個人の集合」となる。

ここに1つの情報(波)が伝播するとどうなるだろうか。

板(の傾向として)の固有振動数と遠い場合

これに対する反応は伝統的に同じであり、スルー(誰も反応しない)か「板違いカエレ」だ。
つまり情報に対する共振は起こらない。
つまりは何も起こらない。

板(の傾向として)の固有振動数と若干近い場合

固有振動数に近い場合、なんらかのレス(= 共振)が起きるが、全体的にレスを返す人数が少なくしだいに収束してゆく。
もしくは単独のスレッドで多いに盛り上がるが、スレッドが盛り上がるだけで外部に波及していかない。

板(の傾向として)の固有振動数と近く、参加者が多い場合

上記反応に加え共振自身が新たな情報としてスレッドに対して与えられる為、更に近い固有振動数を持つ粒子(個体)が共振する。こうして共振が共振を呼びスレッドの流れが加速していく。
この傾向は板(住人の)の固有振動数に近ければ近い程、さらに共振する粒子の数が多い程強まる。
しかしながら、外部から与えられる情報が途絶えると次第に収束していき(流れが遅くなり)いずれは平衡状態に戻る。
逆に情報が次々与えられると共振は続き、更に個体の共振に共振する別の個体が現れスレッドのエネルギーは強大化して行く。
個々のユーザーは複数のスレッドを行き来する傾向が多く、また前述の通り複数の板をかけもちしているため、共振のレベルが閾値(*8)を超えると情報は外部へ伝播してゆく。
その伝播先においても、この共振有無によって加速か収束のいずれかの選択が起こり、加速になった場合情報の再拡散が起こる。
性格上、電凸などが起こりやすい板でこの共振が起こると、そこが発信源となり第2、第3の情報(波)がもたらされる事で共振が収束すること無く継続してゆき、エネルギーも拡大の一途を辿る。
こうして1つの情報が多くの個体を巻き込みながら拡散し、相互共鳴により爆発的なエネルギーが発生する現象、これこそがと呼ばれるものの正体だろう。

ここ数年で爆発的な威力を発揮した祭、それは「イラク 3日本人拉致事件」(*9)と「人権擁護法案」(*10)ではないだろうかと思う。
前者は拉致被害者が開放され暫くまでの2ヵ月間程度の短期間ではあるが、他に例を見ない程の爆発的な祭状態となり、その影響範囲は2ちゃんねるやインターネットを飛び越え一般メディアに飛び火するまでとなった。その後発生した香田氏拉致殺害事件において再加熱したものの次第に収束し現在では完全に平衡状態となっている。
後者は外部からの情報がかなり少なくなって来た 2005年11月の現在でもvipやオフ板など少数の板で継続しており、過去例を見ない程長期間の祭となっている。

両者は発生過程も遷移も違うが、これらの仮説を用いればそのメカニズムが説明できるのが分かるだろうか。

祭とは制御可能か

では、この大規模な鳴動現象(祭)を制御することは可能かを検証してみよう。

祭の発生は予測可能か

まず、祭の発生を予測できるかを検証してみよう。
そのためには、まず個体の集合としての「2ちゃんねる」は十分複雑であるかを検証する必要がある。
まず個体の集合「2ちゃんねる」を構成する個人は、入力と出力の因果関係が容易に類推しやすい単純系のシステムであろうかを考える。
これは明確にNoであろう。
特定個人において入力と出力の関係は、その特定個人を知る限りある程度単純化して考える事は可能(*11)であろうが、その単純化の度合は特定個人と判断者の密接度に比例すると考えられる。
逆説的には不特定個人となると全くお手上げだろう。
つまり人間は人間であるというだけで十分複雑なシステムであると言え、即ちカオス理論により不特定個人の未来は予測不可能であると言える。
いわんやその不特定個人の不特定多数集合である「2ちゃんねる」においてをや。
つまり祭発生の厳密な予測は不可能である。(*12)

祭を終わらせることは可能か

では、祭の発生を予測できないとして、それを強制的に終了させる事は可能であろうか。
これを解き明かす鍵は同じく物理学の観点に見えて来る。
共振現象は単純化してブランコの振動に例えられる。
ブランコを漕ぐときどうするだろうか。
それは体験的に共振周波数に合わせ力を加える事であり、さらに体験的に言うならばブランコが一番振れた時に力を加える事と言えば分かりやすいであろう。
力学的に言うならばブランコの振れる周期が即ちブランコの共振周波数であり、そのピークで力を加える事は共振周波数に一致したエネルギーを加える事と一致する。
では逆に振れているブランコを止めるにはどうするか。
一般的にはエネルギーを加えずに待つとなる(*13)が、物理学的にはもう1つの解が用意されている。
それは「物体の共振に対して逆相の固有振動を加える」である。
つまり振動しているブランコの周波数に併せてブランコと逆の力を加えてやることで共振を止めるというものだ。
これを祭に適用するとどうなるだろうか。
まず、力をかけずに止まるのを待つ方法。
この場合、力とは情報を表すためこの方法は「祭に対して新たな情報が伝播されるのを阻止する」と同義だ。
しかし、情報の流出をコントロール出来ない状況において新たな情報の伝播を阻止するのは極めて難しいと言わざるを得ないだろう。
また、この方法で祭はいずれ確実に鎮火するがそのスピードは遅い。
では逆相振動はどうだろう。
この場合の逆相とは、「祭の元となった情報を打ち消す逆方向の情報」を意味する。
これでは分かりにくいので、一つ例示してみよう。
祭の例として例示するだけで、事件の是非や対応の是非について語るつもりはありません。勘違いしないように。
今年9月から発生し大規模な祭となった「エイベックス”のまネコ問題」ではアスキーアートの著作権とエイベックスの商標、意匠権において、各地で意見の衝突が起こり祭に発展しました。
(参考:エイベックスのまネコ問題まとめサイト-はじめに)
傍目に見て、祭参加者の意見(固有振動数)は総じて以下のようなものでした。

  • 商標や意匠として登録されることでAAの使用が制限されるのは困る
  • 2ちゃんねるなどのコミュニティで育て愛されて来たキャラクタを使って金を稼ごうという魂胆が許せない

これに対して、どのような力(=情報)を加えれば祭は収束したのでしょう。
単純にはそれぞれの固有振動数に対して逆相、つまりネガティブなポイントにポジティブな情報を流せば良いので、

  • 商標は登録しますが、AAの使用を私用、商用問わず制限しません。
  • 収益の一部はコミュニティへ環流します。

などになるだろう。
こう見ると、この事件に置いてエイベックス社の発表した

■のまネコ著作権について
当社製品に使用されているキャラクター「のまネコ」は、「のまネコ」の著作権を管理する有限会社ゼンと商品化契約を締結した上で使用しております。
「のまネコ」は、インターネット掲示板において親しまれてきた「モナー」等のアスキーアートにインスパイヤされて映像化され、 当社と有限会社ゼンが今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したものですが、 皆様において「モナー」等の既存のアスキーアート・キャラクターを使用されることを何ら制限するものではございません。
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
有限会社ゼン http://www.e-zen.info/
エイベックス ネットワーク株式会社 2005年9月8日
エイベックスのまネコ問題まとめサイト-経緯詳細
※「9/8 夕方頃」の欄

という発表は、前述方策の1をほぼ完全な形(*14)で網羅しており、事実これ以降「AAの使用が禁じられる」といった意見は下火になって行ったように思う。(*15)
以降は2つめの問題に終始していったわけだが、10月13日に出された2ちゃんねる管理人ひろゆきによる発表

* エイベックス社がパクリに関して認めること < 実質的には認めた
* エイベックス社が謝罪をすること < 謝罪した
* キャラクター使用料が恵まれない人たちの幸せのために使われること
さて、エイベックス社がキャラクター使用料を放棄するということは、 キャラクター使用料が宙に浮いてしまっているわけです。
ちなみに、ネットの人たちの共同著作物である「電車男」の二次使用料に関しては、 新潟県中越地震災害義捐金として、 今年の前半だけで784万3500円の寄付をしています。
エイベックスのまネコ問題まとめサイト-10/13 西村氏の見解

がこの2つめの逆相情報そのものとなっていて非常に興味深い。

結論

祭状態は制御できないが、収束にむかい易い状況をつくり出す事はできる。
ただし、それで収束するかどうかは予測できない。

これまでの仮説が妥当な物であるとするならば、祭とは不特定多数の個に対する共振、およびそれらの相互共振による大規模な鳴動であると言う事ができるであろう。
では、この現象が2ちゃんねる特有の現象であると結論付けて良い物なのかという疑問が出て来る。

再度振り返って2ちゃんねるとは何だ

振り返って2ちゃんねるの特性をここで列挙するならば

  1. 匿名の容認されている空間である。
  2. 現実と解離した仮想空間である。
  3. (板のカテゴリにより)同質の個が集約しやすい空間である。
  4. 極めて多くの人間がいる空間である。

だろうか。
しかし、これら一つ一つはさして特殊な特性というわけではない。
1,2はインターネットという仮想空間自体が持つ性格であり、(本人が敢えて出さなければ)現実世界や現実世界での名前と関連を持つ訳ではない。
3は現実世界においても自然と構成されるコミュニティおいても同様に似た嗜好を持つ者どうしが集まりやすいだろう。
コミュニティに限らず友人関係などにおいても同様の性質を見出す事ができるのではないか。
こう考えればこの性質が2ちゃんねる特有のものと考える事は難しいだろう。
4は少々特殊ではあるが、例えば日本という1つの(国という)コミュニティ同様、1参加者に取って把握不可能な程不特定多数の個が参加していることに変わりが無い。
ということは、2ちゃんねる固有の性質が無いという事になる。
では、2ちゃんねるは特殊な空間じゃないという事か。

冷静に考えればこの特徴はインターネット全てに該当するではないか。
一般的にハンドルネームが使われるとしても、現実世界の名前と関連を持たない点では匿名と本質的に変わらず、現実世界と解離した仮想空間で、嗜好によるコミュニティはリンクにより構成され、世界中で圧倒的な大人数の参加する。
ということは、2ちゃんねるはインターネットの一部にしてインターネットそのものと言えるのではないか。
つまりインターネットとは自己類似性を持つフラクタルであり、その自己類似を示す一部が2ちゃんねるであり、2ちゃんねるとその他の違いは結局のところ究極的にはその境界でしか無いわけだ。

総括として2ちゃんねる議論で陥りそうな罠

ここまでで挙げてきた2ちゃんねるから、「2ちゃんねる議論」において陥りがちな罠が見えて来る。

特定の個の特性をもって2ちゃんねるを論ずる

「0という事件を起こしたのも2ちゃんねらー、0という事件を起こしたのも2ちゃんねらー、だから2ちゃんねるは犯罪者の巣窟だ」
あまりにも下らない。
なぜなら、その論によって論ぜれるのはその特定個人であり、2ちゃんねるユーザー全体でもましてや2ちゃんねるでも無い。
なぜならその論により観測できる個はその論によって特定される個のみであり、他の個は確率的に存在/非存在の両方に存在するからだ。
その不定な存在に対してこんな議論をふっかけたとして出て来る結果は「否定」しかありえない。
なぜならこの問いは「不確定な存在を一義に定義できるか」という命題であり本質的に否だからだ。
言い替えて言うならば「コップの水の水平断面は円だ、茶碗の水の水平断面だ、よって水の水平断面は円である」が否であるのと同じだ。

2ちゃんねらーを疑似人格として論ずる

これも前述と同様で、不確定の物を確定的に論じても否定の答えしか出てこない。
結局のところ疑似人格化される「2ちゃんねらー」は論者の見える(見てきた)範囲の「2ちゃんねらー」以上ではありえず、それ以外の「2ちゃんねらー」は不確定である。
ということは必然的に疑似人格としての「2ちゃんねらー」は論者の数だけ存在し、その人格は似る事もあれば似ない事もある。
そんな不確定なものを「2ちゃんねらー」の名前の元議論の爼上に挙げる事自体が致命的に間違えてる。
ましてや論の対立する相手との議論においてなど尚更。

2ちゃんねるを組織であるかのように論じる

光を物体のように論ずる事の愚かさと同義。
2ちゃんねるに強制力は存在しない(*16)。例え管理人のひろゆきであったとしても。
そこにあるのは境界としての「2ちゃんねる」と情報(波)と確率的にあるかもしれない「2ちゃんねらー」である個でしかない。

結局のところ

このエントリすら無意味でしかない。
なぜなら、このエントリで投影される2ちゃんねる、2ちゃんねらは筆者である俺に見えている範囲においてのみ存在し、その他については確率的にしか存在しないからだ。
つまり
      ,.ィ , – 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |’ {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \  このエントリの正当性も 
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >
.       l    ̄リーh ` ー‐‐’ l‐”´冫)’./ ∠__  また確率的にしか存在
       ゙iー- イ’__ ヽ、..___ノ   トr‐’    /    
       l   `___,.、     u ./│    /_ しなかったんだ!
.        ヽ.  }z‐r–|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー– ‘  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー–‐ _´.. ‐”´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ ”'”  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `”’‐- 、.._
     /   !./l;’;’;’;’;’;’;\    ./    │   _
      _,> ‘´|l. ミ:ゝ、;’;’;_/,´\  ./|._ , –、 | i´!⌒!l  r:,=i   
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ミミ:::;,!      u       `゙”~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk’! ’ l / ‘レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-“、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   ” ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | ‘– 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
‘”       _,,.. -─ゝ.、   ;, “ ;;   _,,…_ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'”i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\’ “‘ !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─–  エィ’ (. 7 /
      :    ’ ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-‘メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー’ イ
       \_    _,,……::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,… ‘  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡”   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー’ .i / /、._    `’y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ ”  ``- 、_J r’´  u 丿 .l,… `ー一”/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   ‘゙ ヽ/  ,. ‘”  \`ー— “,.::く、
       /;;;””  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::’  \ヾニ==='”/ `- 、   ゙ー┬ ‘´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,….    l   /     `ー┬一’      ヽ    :l  /  , ‘ `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,’    ’^i


*1:bbspink等2ch.net以外のドメインを使用する板もあるが、主題とは関連が無いので割愛。
*2:この2つが同じ語で語られてしまう事が全ての混乱の元のような気がする。「2ちゃんねらー」「2ちゃんねらーず」と使い分ければ混乱の大部分が減るんじゃないかなぁ。
*3:特殊な例として多重人格や、心理学的なペルソナ、広告レスを絨毯爆撃するロボットなどは考慮しない。
*4:「『仮想的な場』に存在したことが『確定的』」というのも良く分からないが、「ある時点において特定の人物が『2ちゃんねらー』であることの十分条件は『その時点においてその人物が【システムとしての2ちゃんねる】に接続していた』である」の逆説的な言い方だと思ってくれるといいなぁ:-P
*5:両者とも明示的な因果関係が証明されたわけではなく、あくまでも俺の個人的見解というか感じ方の上での話。
*6:というのもおかしな話だが。ニュアンスを感じとってくれ:-P
*7:もちろん同じ嗜好、例えば「洋楽好き」が集まっている洋楽板であっても、真逆の嗜好を持つ「アンチ洋楽」な個人もいる。ただ、全体的に洋楽好きな個人の集約度が高いとは言えるだろう。
*8:当然明確な値があるわけではなく、各個人が「これは伝えなきゃ」と思った時だったりする。ただ、ある程度元スレッドが盛り上がり熱量が上がった時にこのような現象が起きやすいとは言えるだろう。
*9:2004年3月末、イラクで日本人のジャーナリストや活動家が現地テロ組織に拉致された事件で、被害者家族の言動などからニュース速報+を中心に爆発的な祭へと発展した。
*10:2005年3月、自民党総務部会に「人権擁護法案」が提出され、その法文解釈を巡りインターネットを中心に反対運動が巻き起こった。現在ではその最初の発信点は知る由もないが多くのBLOGやサイトに飛び火し、2ちゃんねる全板に関連スレッドが立てられるという大規模な祭となった。
*11:もちろん「その個人をどれだけ知っているか」や、入力時のシチュエーションなどによって類推できない出力が得られる事もある。
*12:確率的な予想は可能ではあるが。
*13:地面に足をついてブレーキをかけるってのもあるけど敢えて無視。というか力学的には逆相加力と同じなんだけどイメージしにくいし。
*14:2ちゃんねる関連グッズの販売に言及しなかった部分が完全と言えない部分。
*15:あくまで私感。
*16:あえて強制力と言えるのは削除、スレスト、アクセス禁止措置ぐらいだろうか。しかしどれも組織を形作る命令とはかけ離れた物で、どちらかと言えば事後措置、事前措置であるためあえて除外した。
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20%の時間は個人のプロジェクトを-Googleルール- /archives/2005/11/20google.html /archives/2005/11/20google.html#comments Tue, 01 Nov 2005 04:42:48 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=476

こうしたGoogleのサービスの開発にあたっては、305人の少人数でグループを作って取り組んでいるという。また、開発者には「勤務時間の20%は、自分が興味のあるアイディアに取り組んでよい」という「20%ルール」が与えられ、このルールによってGmailやorkut、Google Newsなどが生まれたという。20%ルールはすべての開発者に対して適用され、新たなサービスの開発や検索効率の改善などの大きな原動力になっているという。
爆発的に増える情報を整理し、どこからでも検索可能に0Google・マグラス氏

IT界隈では結構有名なこのルール。
大企業じゃ採用しづらいんだろうなぁ。


いまだにソフトウェア開発に携わる大部分の企業では人月の神話が成り立ってる。
人月の神話とはFrederick PhillipsとJr. Brooksの共著人月の神話で有名になった言葉で、

コストは実際に人数と月数の積に比例する。が、進捗はそうではない。したがって、仕事の大きさを測る単位としての人月は、疑うべき危険な神話なのだ。 人月とは、人と月とが互いに交換できるという意味だからである。

というソフトウェア開発の評価基準として人月を使用することの危険性を継承する言葉でもある。
この本自体未だに読み伝えられている古典書で、原書の発行は何と1975年だ。
20年もの間この本が名著として読み続けられている事自体が、「人月」に対する信奉の根強さを物語っていると言える。
ブルックスも言う様にコストは人数と月数の比なので、企業としてのコストパフォーマンスを最大化させようとした場合 各人の勤務時間をフルに使い切るような仕事をマウントすることが最適解となるように思える。
この考え方はある意味正解だが、この解が最適解となるためには以下の条件が必須となる。

・生産に必要となるテクノロジが十分枯れて(成熟して)いて生産者が十分に成熟している。
・満足できる程度の生産効率を既に得ている。
・生産効率において競合他社と著しい差が無い。

つまり、工場での大量生産のような完成されたプロセスで管理された流れによって製品を生み出すような職場において最適解となるような計算式なのだ。
では転じてソフトウェア開発での状況を見てみると、技術が日進月歩で進化し昨日までの最適解が今日の最適解では無いというような業界であり、人月の神話が成立する第一条件すら満たすことが出来ない。
また、その進歩によって効率は劇的に進化するため、最低限世間の進歩と同程度に改善を続けなければすぐに競争力を失ってしまう。
つまり人月を万能の指標として使用するには極めて不向きな業界なのだ。
しかし、現実問題として人月を最適化の指標として使いながらも技術の進歩から遅れ続けている企業ばかりかと言えばそうではない。
では、どのように追随しているのかといえば極めて少数の個人による勤務時間外の活動に支えられているように見える。(*1)
こういった状況は次のような例において非常にナイーブな面を持つ

・勤務時間外なのでその活動範囲は個人的嗜好に強く影響を受けるためバランスの悪い技術革新になりがち。
・企業全体の将来に渡るパフォーマンスを特定少数個人に強く依存するためリスクヘッジの観点からすれば非常に脆弱
・企業として個人の評価がしづらく、適切な待遇がなされづらい為に技術(力)流出が起こりやすく、更にその損失は失われてしばらくしなければ認識されない。(*2)

また、そういった職場に在籍する技術者は以下の例において極めてリスキーだと思う。

・普遍的な水準に対する評価基準を自分で持てないため偏った知識になりがちで、転職に対して重大なリスクを抱える。
・どの技術が普遍的な技術か、職場特化の技術かの判断がつかず外部とのコミュニケーションにおいて障害をもたらしやすい。(*3)
・そもそも技術の進歩を実感できていない化石のようなエンジニアになりがち。(*4)

これらの問題を包括的に、かつ少ないリスクで実現し得るアイディアこそが冒頭に挙げたGoogleルールだと思う。
つまり勤務時間の2割(に限らず一定の割合)を本来の業務以外の事に自由に割り振らせることで、本来業務自身の効率化や新しい製品のブレイクスルー、新たな技術的進歩の導入などを狙い将来的なリスクを軽減させる方法だ。
乱暴な言い方をすれば、2割の時間で効率の改善をして残りの8割で10割の仕事ができればOKだろうと。
かくいう俺はもう5年ぐらい前からこの考え方で仕事をしてる。
今までこのやり方で文句を言われた事も無い(*5)し、却って効率が悪化している事も無い。
ただ、一向にこう言った方法論が採用される兆しは無い。
そう考えるとサクっと採用したGoogleという会社の凄さが改めて実感できる。


*1 もちろんそうでない例もあるが、あくまで俺から見える範囲において。
*2 得てして気づくのは回復不能なまでに悪化してからだったりする。
*3 信じられないことに他社のエンジニアに対して自社製のフレームワークでの実装方法を問い合わせたエンジニアが実際にいた。
*4 COBOLer(COBOLエンジニア)が「使えない」と言われる大部分がコレ。(もちろん中にはこの例に当てはまらず現在でも超絶エンジニアとして活躍してる人もいるけど。)
*5 あえて黙認し、理解を示してくれる上司があってのものだし、そういう面で今の上司には非常に感謝している。
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/archives/2005/11/20google.html/feed 5
P2Pの地震情報チェッカー /archives/2005/10/p2p.html /archives/2005/10/p2p.html#comments Mon, 24 Oct 2005 08:04:02 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=463

* 気象庁の地震情報を自動でチェック(P2Pで伝達することで気象庁Webサーバーへの負担を減らす)
* ユーザーによる「揺れた」という情報の発信・共有(より早く地震発生を知る)
* 地震に関する情報の共有
 いわゆる「地震情報チェッカー」です。普段はタスクトレイに隠れているので、常駐させておいても邪魔になりません。また、P2Pだからといって「怪しい」「違法」といった心配はなく、むしろP2Pによる様々な利点を感じていただけると思います。
P2P地震情報 – 地震情報を自動でチェック

ちょうどWinnyの技術を読んでるところのタイムリーなネタ。
試みは面白い。
Amazon.co.jp:本: Winnyの技術
Winnyの技術は、技術書なんだけどそれほど難しい概念もなくP2Pを学ぼうとしてる人には読みやすくていいかな。といった感想。
ただ、ありがちな入門書とは違って、技術的裏付けといいP2Pのネットワークシミュレーションといいしっかり書き込まれていて、P2Pを指向しているエンジニアにとっても自身の知識の再確認と言った意味で使える良書かと。


まだ開発日記や本スレ読んでないので多分に想像が混じりますが。
さて、地震情報のP2Pでの公開なんだけど技術的試みとしては見る物も多くどのような結果が出るか興味深く見守りたいとこ。
個人的にこの試みで見るべきポイントは
・データの伝搬速度
・気象庁データとユーザーデータの取扱い
・一部サーバーセントラルとなる部分のピュアP2P化は可能か
・ノードのクラスタ化とか
・データフィルタリング関連
あたりかな。

データの伝搬速度

P2Pではサーバーセントラルとなるスター型のシステムと違い、データソースとクライアント間がnホップのノードを介して接続されます。
そのため、データソースから送信されたデータはノード間を伝搬しながらクライアントに到着するため、どうしても時間的な遅延は免れません。
P2Pにおいて遅延を減らそうと思う場合データソースとのホップ数を減らすことが肝要なわけですが、そのためには各ノードから別のノードへのコネクションを増やす必要があるためネットワーク資源の消費に繋がります。
また、Winnyと違い公開されたデータは全てのクライアントが受け取らなくては意味をなさないため、どうしてもデータはブロードキャスト的に伝搬させる必要があります。
そしてそれもまたネットワーク資源の消費に繋がります。
つまりはデータをより早く正確に伝搬しようとするとネットワーク資源の消費がでかくなり、ネットワーク資源の消費を抑えようとするとデータの伝搬速度か洩れの無い伝搬か、その両者かを抑えなければならないトレードオフの関係になってます。
トレードオフポイントを決定付ける変数はデータの伝搬速度、データの粒度、データ伝搬確立、ネットワーク占有度あたりでしょうか。
このへんをどの当たりに設定しているのかに興味がひかれるとこです。

気象庁データとユーザーデータの取扱い

地震データのデータソースは気象庁のWebPageにある地震情報と、このソフト利用者の出す地震情報の2つとなっているようです。
前者は情報の正確性が高く(もちろんですが)情報公開のスピードは劣ります。
後者は震度などをユーザーの感覚に頼らざるを得ないため正確度は前者に比べ格段に落ちますが情報公開のスピードは前者と比べ圧倒的に早くなります。
いずれもデータとしては必要な物でありながら、情報の質そのものが全く違うため両者のメッセージが同時にクライアントに到着した場合どちらの情報が優先されるのかなど情報の取扱いは難しいと思いますが、その辺をどう処理しているのか(あるいはしてないのか)もチェックしたいポイントでしょうか。

一部サーバーセントラルとなる部分のピュアP2P化は可能か

公式サイトを見る限り初期ノードの公開とネットワークの構築、気象庁Webサイトからのデータ取り込みなどを中央サーバーで担当しているようです。
これはこれで十分効率的な仕組みではあるんですが、中央サーバーがダウンした場合などを考えると欲を言えばP2P型に変更することでネットワーク自体の脆弱性をかなり強化できるんじゃないかと思います。
更には、気象庁へのアクセスノードを複数端末に増やす事でデータソースをその端末数分だけ増やす事が可能になり、(気象庁)データの伝搬性能も大幅に強化する事が出来るんじゃないかと思います。
ただし、全てのノードが気象庁にアクセスしてしまうと気象庁へのトラフィックが集中してしまって、結果全体的なパフォーマンスが劣化しては本末転倒になってしまうので、どのノードが気象庁にアクセスするのかを自律的にもしくは何らかの他の手段で決定する必要がありますが。

ノードのクラスタ化とか

伝搬速度にも絡む話になりますが、地震データの必要度ってのはノードの物理的な地理と震源の距離に比例すると考えるのが妥当なんじゃないかなと思います。
極端な例になりますが、北海道で起きた大地震の情報を最も欲してるのは北海道やオホーツク海を隔てた青森県や岩手、秋田あたりのノードで、沖縄県のノードにとっては多少の遅延が問題になることは少ないでしょう。
そう考えた場合ノード同士は地域ごとに自然とクラスタ化され、地理的な距離を元にクラスターが結合されるような構造をとることがデータ伝搬速度の必要度に応じた最適化の為には肝要なんじゃないかと思います。
とはいえ、震源近くのノードが発信したデータが地震の伝搬速度を超えて遠方のノードに届くかどうかは、震源近くのノードにどれだけ早くデータが入力されるかという大きなファクターを抱えている以上それほど重視する事でも無いのかもしれませんが。

データフィルタリング関連

最も感心があるのがコレで、P2Pでありユーザーがデータを発信できるとなると悪意のあるユーザーによるノイズデータの発信という問題はどうしても付きまといます。
現在の公式の情報を元に考えるとデータの表示レベル(しきい値)を超えるデータが受信されるまでデータ表示が遅延されるとされていますが、用意されている最高レベルでも10であり、10台のPCから偽の地震データを発生させる事で存在しない地震情報をネットワーク全体に伝搬させる事ができてしまいます。
またP2Pの特性として、一度構築されてしまったネットワークはその把握が極めて難しく、そのようなデータを伝搬させるノードを破棄する事も困難です。
つまりはネットワーク全体としてのデータ信頼性という部分に脆弱性を抱えているように見えるわけです。
この問題に対するシステマティックな解法はここ数年の俺自身のテーマでしたが、今のところ有効な解決策は見付かっていません。
これをこのネットワークがどのように考えているのかが非常に気になります。


Winnyの登場によって一般的に広まったP2Pですが、皮肉な事にPCネットワークのアンダーグラウンドを支える技術であるかのように(*1)広まってしまった現在、このような有効な活用方法が出て来るその事自体に大きな意味を持っています。
このプロジェクトがどのような発展を遂げるのか、その技術的手法とともに見守って行きたいと思います。
*1 : ある意味正解ではあるんですが。

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/archives/2005/10/p2p.html/feed 4
万引きに対して店の対応は /archives/2005/08/post_277.html Tue, 23 Aug 2005 06:46:52 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=384

たまにTV等で、万引き犯とGメンとの戦いを「実録」という形でリアルタイムで放送(収録が)されている事があります。
その中でGメンもしくは店長が犯人への対応は、まるで先生か親が悪い子を諭すような対応をされている場面が多いように感じられますが、現実はそんなに甘くありません。
と言うか、こんな対応で更正するんならお店側は苦労しません。
激しく雑記0「道旅情ブログ0:万引きに対して店の対応は、優しいものだと思わないでください – livedoor Blog(ブログ)

まー、そりゃそうだよなぁ。
テレビはお涙頂戴じゃないけど、人情みたいなんをネタに話題を作るみたいな感じで演出してるんだろうからね。
現場じゃあんな優しく接したりしねーわな。
俺がコンビニでバイトしてた時ってどうだったんだろ。
全然覚えてないってことは万引きを捕まえた時に遭遇してなかったのか?うーん。
当時の店長に聞いてみるかな。

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なんで生きてるんだろう /archives/2005/08/post_259.html /archives/2005/08/post_259.html#comments Thu, 04 Aug 2005 04:53:45 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=360 plummetさんとこのエントリ世界の中心で左右をヲチするノケモノ – 押させるのは何かを見て思ってる事をつらつらと。

●もしも人生に自殺ボタンがあったら
1 :僕は名無しVIPちゃん! :2005/06/29(水) 18:12:37 :hP8kPn6a0
自殺ボタンを押せば苦しまずに確実に眠るように逝ける。
あなたは押す?

ちなみにそんなボタンあったら即押す。
自販機でジュース買うぐらいの気軽さで押す。


なんつーか一言で言えば「生きてる事に価値を見出せない」つーか。何かそんな感じ。
何が原因て訳じゃないんだけど。
ただ漠然と明るい未来なんて来ないっていう確信はある。漠然としていながらも必然的に。
だから今に価値観を見出せないのかもね。
ただただ惰性で過ごしてるつーか。
でも自殺みたいに積極的な死を選ぶかと言えばきっと選ばない。
理由は・・・うーん。面倒だからか。
自殺するほど何かに悩んでるわけでも苦しんでる訳でもないし、生死の境界線を越えるだけのモチベーションが湧かない。
まぁ結局面倒なだけだが。
んじゃ自殺ボタンだったら何で押すのかっつったら手軽だからだろうな。
思い立ったら吉日、手をちょっと動かすだけで電源を切るようにパチッと俺の人生終了。
そんなの素敵やん。
あとアレか。死体が汚らしくならないのがいいな。
吊るにしても銃にしても飛び降りでも服毒でも死体が変形したり何なりで汚らしくなるのがちっとやだな。
まぁ生きてる今でも別に綺麗なわけじゃないけどな(ワラ
あとは、ありきたりではあるけど親が悲しむのはちっと心が痛むな。
友人とか知合いなんかは疎遠にしてればそのうち記憶から消えてくだろうけど親だけはそうはいかんし。
だから死ぬなら不可抗力だったっつー事実か大義名分が無きゃなぁとも思う。
大義名分なんか作りようもねーけど。
親が自分を責めるような死に方だきゃできんなぁ。何となく。
そう考えるとますます死ねなくなって行く訳だが。困った困った。
関係無いんだが、自殺の話になると「世の中には生きたくても生きれない人もいるんだから」とか言う輩がいるわけだが、だから何ですかってなもんだ。
仕方ねーじゃん。その人はその人だし俺は俺なんだから。
俺が生きてたらその人が浮かばれるわけでもねーし。
やれるもんなら命でもくれてやるわと。
とはいえ惰性でダラダラと生きてるのは罪深ぇなぁと思ったり。
そんな行き方なんざクソ製造機でしかねーし。
ああ。やだやだ。
んじゃ死ぬか。っつって最初に逆戻り。思考の永久ループよこんにちわ。
この建物出口がねーぞ。設計者呼んでこい。
ああ。めんどくせぇ。

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/archives/2005/08/post_259.html/feed 8
Googleのページランクが上がったらしい /archives/2005/07/google.html /archives/2005/07/google.html#comments Sat, 16 Jul 2005 03:30:16 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=329 Googleツールバーをなんとなく使う気にならない俺としてはGooglePageRankはあんまり気にしてないっつーか知る術が無かったわけで、つまりJ2さんとこで知った:-P

ほぼ3ヶ月周期でGoogleページランクの大掛かりな改変があるわけですが、ウチも含めて巡回先界隈が本日軒並みランク改変されてました。というわけで例によって報告。
音極道茶室: ページランクリポート 2005/7/15

ニヤリ(和尚さん) 4 (`・ω・´)(`・ω・´)2UP和尚キター
音極道茶室: ページランクリポート 2005/7/15

(゚Д゚)アラヤダ!!


J2さん曰く

何度も言いますがページランクにアクセス数は殆ど影響を及ぼしません。どのくらいリンクされているか。リンク元のページランクはどのくらいか、ってのが最大要因であります。
音極道茶室: ページランクリポート 2005/7/15

だそうなので、ここんとこTrackBackしまくってたからその辺が原因なんじゃなかろうかと。
つーことはPageランク上げたかったらとりあえず有名どころにトラバしまくれっつーことだな:-P


というだけのエントリもアレなんでネタが無いときの定番ネタ。リンク元ランキング。
とはいえ、ディスク容量と処理速度の関係上最新500件しかログを保存してないんで、今のスナップショットにしかなってないわけですが。

133 http://plaza.rakuten.co.jp/kibayashi/diary/200505220000/
99 http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/06/post_65fe.html
32 http://d.hatena.ne.jp/plummet/
22 http://cutplaza.blog2.fc2.com/blog-entry-555.html
18 http://www.virtual-pop.com/tearoom/
8 http://vane.seesaa.net/
6 http://blog.livedoor.jp/kemui/archives/27302076.html
6 http://s03.2log.net/home/programmer/archives/blog39.html
6 http://blog.livedoor.jp/orz_kawaisosu/archives/26858268.html
5 http://blog.livedoor.jp/kemui/archives/27454168.html
4 http://s03.2log.net/home/programmer/archives/blog38.html
4 http://blog.livedoor.jp/kotaro269/
4 http://r.hatena.ne.jp/zencha/
3 http://blog.livedoor.jp/kotaro269/archives/27770055.html
3 http://hossamagna.fam.cx/luop/
3 http://r.hatena.ne.jp/uwaraba/
2 http://blog.livedoor.jp/warata2ki/archives/24127840.html
2 http://www.magicvox.net/home.php
2 http://cross-breed.com/archives/200506160019.php
2 http://jouissance.org/wiki.cgi?page=%BF%CD%B8%A2%CD%CA%B8%EE%CB%A1%B0%C6%B4%D8%CF%A2%A4%DE%A4%C8%A4%E1
2 http://hitotose.mo-blog.jp/kagomeru/2005/03/34_.html
2 http://www5c.biglobe.ne.jp/~Lizard/
2 http://www.ku3g.org/negi/diary/?200411c

編集がめんどいのでテキストで:-P
プライベート設定のアンテナやRSS、はてな別館あたりは除外してます。
リンクもとの傾向ではトラバ経由が断トツで多く、続いてザイン関連、教祖やJ2さんなどの固定リンク経由、法案関連、MTトリップ関連ぐらいでしょうか。
時系列に連続してみるとトラバ経由での流入は時間とともに減少する速度が、他のものに比べて顕著に現れます。
これはトラバ先のBLOGのトップページから該当するエントリが外れる時期とぴったり一致しますので、一般的にBLOGの閲覧者はトップページのみを見るという傾向が強いんだと思います。
俺もそうだし。


続いて検索ワードランキング。
ここを眺めてるとたまに不可解なキーワードで飛んで来てたりして見てるのが一番楽しかったりする。
そんなランキング。
まずは単体ワードランキング。

96 全裸セックス教団
60 ザイン
26 vipクオリティ
18 サッカー
18 動画
15 小島
14 林志玲
12 教団
11 沼津
11 自転車ゲーム
10 リン・チーリン
9 性の儀式
8 小島露観
8 財務省
7 スーパープレイ
7 ゲーム
6 cm
6 高田総統
6 ホットペッパー
6 sex
6 全裸sex教団
6 sex教団
5 静岡
5 アンパンガールズ
4 firefox
4 予算編成ゲーム
4 人権侵害
4 人権擁護法案
4 被害
4 オナニーマシン
4 セックス教団

ここでもザイン関連がぶっちぎりのトップを独走。Vipとスーパープレイ動画が追う状況か。
意外なとこで、財務省の予算編成ゲームが健闘し、法案関連は衰退の一途な感じ。
つかVIPクオリティはVipで探す方が早いと思うぞ。


続いて複合キーワードから妙なキーワードをピックアップ
自動車の速度
(´・ω・`) しらんがな
何を調べようとしてたんだろ。
sex 図示 方法

  ○
(( (ヽヽ    パコパコ
   >_| ̄|○

こうですか?わかりません!
記事 具体例 児童虐待
よくわからんが「児童虐待」で検索した方が答えが出やすい気がする。
違い 過料 刑罰
ヒント:全然違う
きっと科料と罰金の違いを調べたかったんだろうな。
外国 日本 法律の違い
ヒント:全然違う
sex ザイン 教団 全裸 動画
(゚Д゚)


こんな感じでだらだらと終ってみる。


J2さんとこトラバ打ったら

Ping ‘http://www.virtual-pop.com/tearoom/mt-tb.cgi/75’ failed: Stop the spam!

( つω・`) ショボーン

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/archives/2005/07/google.html/feed 6
成果主義が成功しない理由 /archives/2005/07/post_227.html /archives/2005/07/post_227.html#comments Tue, 05 Jul 2005 01:37:10 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=308 「脳と心」が成果主義を拒絶する理由

出来高評価のもとでは、人間の脳から生きがい感が失われる。
失敗や挫折の中にあっても、やりたい仕事に取り組んでいるときに脳は活力を得る。
ノーベル賞候補に挙げられた脳科学者の故・松本元氏は、
このような研究成果を残した。
成果主義と脳科学とを結びつけたときに、見えてくるものは何だろうか。

最近よくある感じの論調。
なんか違うんだよなぁ。

「成果主義を取り入れて成功した会社は日本にひとつもありません」
 と、開口一番、すっぱり切って捨てたのは、東京大学大学院経済学研究科の高橋伸夫教授だ。同教授は著書『虚妄の成果主義』で、成果主義とされるものを「(1)できるだけ客観的にこれまでの成果を測ろうと努め、(2)成果のようなものに連動した賃金体系で動機付けを図ろうとするすべての考え方」と定義し、それに対する批判を展開した。高橋教授の論旨は明快だ。
「ちょっと考えればわかることですが、ようするに、(1)も(2)も人間社会では不可能なことなんですよ。不可能なことを評価基準にしているわけですから、こんなに不条理でムダなことはありません」
 松本脳科学では、コンピュータの能力は出来高で測ることができるが、それを脳にあてはめるのはナンセンスとした。高橋教授も、経済学の観点からまったく同じ見解を出しているわけだ。しかし、会社でそのことは理解されているのだろうか。
「いやあ、日本の会社員って本当に真面目なんです。だから成果主義が導入されると、理解するよりも前に全力で取り組んでしまう。100項目もの評価基準を前に、首をひねって苦しんでいる人事担当者がいる一方で、評価される側には、どんなにがんばってもどうせオレはC評価止まりで、賃金はこのくらいだ、というような無力感が蔓延している。人間は本来、何のために働くか。その基本的なところを、経営者は理解しなくてはならないはずです」
 では、そもそも人間は何のために働くのだろうか。
「脳と心」が成果主義を拒絶する理由

結局、成果主義が年俸制とリンクしてないからこんな事になってるんだろうと俺は思うんだけどね。
つまりサラリーマンが月単位で給料を貰い、月単位で評価されるってところから一歩も脱却しないで成果主義を採り入れようとするから社員も雇用側も短期視点での成果や評価にならざるを得ないが故に、長期的な視点での仕事がし辛くなって、結局企業全体が中長期的なビジョンを作る事ができなくなることで企業体質が弱体化してしまう。
そんなとこから破綻してくんだと思う。
思うっつーか身近で見てる限りそうなんだろうと。
そりゃそうだわな。
でかいプロジェクトになればなるほど開発期間が1年以上とか平気であるし、そんなプロジェクトだと初期の設計フェーズとか開発フェーズなんかじゃ成果なんて1個も出てないわけで、開発が完了してからしかインセンティブが支給されない。
しかもインセンティブが支給されても、1年分の実績に対するインセンティブとして妥当と思われる金額は支払われない。(プロジェクト全体に真面目にインセンティブを払うと莫大な現金支出になるから。)
逆に評価側だって困るわな。
まだプロジェクトが完了してないうちに「0設計をしました」っつったってどう評価したらいいかなんて分かりっこないんだから。
まだプロジェクトは完了してねーし。
んじゃ逆に成果主義がうまくいってるとこはどうなってるか見ると大抵の企業が年俸制をとってるんだよね。
年俸での評価であれば1年間の総括的に、評価側の期待値と被雇用側の成果値でそれなりに平滑化した評価ができるし、一時金の支払いも無い。
被雇用者側も給与のベースが変わることで一時金よりも大きなメリットを亨受できる。
これに年次契約なり複数年契約を付けて更新時にレイオフができるようになれば企業側にとっても被雇用者のモチベーションの維持にもプラスに作用するんじゃないかと思う。
うむ。やっぱり年俸+成果主義がいいなぁ。
って

「成果を上げた褒美として、報奨金をもらうことと、普段会えない社長から握手を求められること、どちらが社員にやる気を与えるかというと、それは断然、後者なんです。
「脳と心」が成果主義を拒絶する理由

これは人によるんじゃね?
俺は別に社長とか会長と握手することに何も感じないし。
よっぽどカリスマのある人間じゃないとそれをインセンティブにするのは難しいと思う。
つか脂ギッシュなおっさんと握手して何が嬉しいんだっつの。脂よりも金をくれ。

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/archives/2005/07/post_227.html/feed 3
ニュースサイトの未来 /archives/2005/06/post_214.html Tue, 21 Jun 2005 03:40:58 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=290 ITmediaニュース:未来のニュースメディアは“Googlezon”で決まりか?

観測筋はインターネットがすべてを変えると言い続けている。まあ、恐らくすべてとはいかず、原材料から鉄鋼を作るための温度まで変えてしまうわけではない。だが、インターネットが多くのものを変えるのは事実だ。変化はたくさん起きているが、そうした変化が、例えば今から10年後にどんな結果をもたらすかを、正確に言い当てることはまだできない。

Itmediaの記事から考えてみる。


インターネットでのニュース発信が他のメディアでのそれに比べ秀でているのは、無制限の容量とデータ検索の容易さだろう。
時間を容量限度にもつテレビやラジオなどのストリーム媒体は物理的に情報を内包できる限度が一義的に決定されてしまうのに対し、インターネットでは理論上無限大の情報スペースを有することが出来る。(もちろんそれに対する投資は必要になるが)
紙面を容量限度に持つ新聞や雑誌などの紙媒体も、紙面の蓄積によって理論上無限大の容量を持つことができるが、物理的な保管スペースの問題や後に述べる検索効率の悪さから無限の容量を持つと考えるメリットは少ないと思われる。
次に検索効率の高さだが、Googleをはじめとする各種の優秀な検索エンジンの存在がインターネットの優位性の大きな一因になっているだろう。
対してストリーム媒体では有効な検索手段は存在せず、データの受け取り側が自身の時間を消費してその情報を受け取る以外に方法が無い。
新聞のテレビ欄などで主要なニュースのダイジェストは得ることができるが、知りたいデータのみをピックアップすることは不可能だろう。
一方紙媒体であれば目次や大見出しなどから情報をある程度検索することはできるが、複数の雑誌や新聞にまたがった時点でその検索効率は大幅に下がり、データに対するコストは増加する。
また、過去のデータまで検索対象に含めることは現実解として取ることが出来ないため、やはりインターネットに比べ検索効率では何歩も劣っていると言わざるを得ないだろう。


では、これだけ従来のメディアに比べ秀でているはずの「インターネットでのニュース発信」が紙やストリームメディアのそれと比べてマイノリティに甘んじているかだが、これは大きく分けて2つの要員があるのでは無いかと思う。
1つは収益構造が確立されていないこと。
もう1つは過去のデータを一定期間を超えた時点でスポイルしていること。
1つ目に関しては未だ黎明期であることを考えれば仕方ないことだろうとは思う。
現在の試みとしてネット広告を表示することによる広告収入(各誌)や、情報の有料化(夕刊フジなど)などで収益を上げようとしているようだが、どの方法もそれほどの収益を上げてはいないようだ。
もう1点目は先の収益構造が無いことに起因しているのだろうが、データを長期間保存するランニングコストの問題で削除しているように思える。
データの鮮度が落ちるとデータの再利用率が落ちることを考えるとそれもまた合理的な考え方だとは思うが、それによって従来のメディアと比肩したときの優位性を一つスポイルしてしまっていることが悔やまれる。
ここであえてコスト度外視でデータを無期限に蓄積することでスケールメリットを発生させ他社に対する優位性を持つことが出来ればデータウェアハウスとしての役割から収益を上げやすくなるとも思うわけだがさてさて。


ここで、ユーザー(というか俺自身)の観点からメディアに対して何を求めているかを考えてみると大きく分けて次の2点に集約できると思う。
1つ目は取材によるデータの発掘。
もう1つ目はデータの大まかな峻別。
こう考えた場合、思い切って次のような構造にしてしまってはどうかと考えてみる。
44419 B
サムネイルを表示しています。クリックすると元のサイズを表示します。
こうすることで、データの保存コストを利用各社でシェアできる上他社の情報ソースを元に新たなニュースとして配信することができる。
また、データの提供元をメディアから切り離すことで取材に特化した企業の誕生なども期待できるのではないか。
もちろんメディア各社のスクープに関しては即データウェアハウスに登録する必要は無いが、自社でスクープとして情報を発信した後登録することで本体の一次収益に加えてウェアハウスデータの利用による二次収益も期待することができる。
更にはメディアはデータの峻別に専念することができるので、各メディアの論調や峻別傾向などが鮮明に出やすく、ユーザーにとっても選択しやすくなるだろう。
こういった形態こそが、未来に向けたニュース配信の骨格になって欲しいと本気で考える次第だがはてさて。

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IT用語の認知度 /archives/2005/06/it.html Thu, 16 Jun 2005 04:18:53 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=287 Tech総研/エンジニアのための「いつかは転職」ブレーン[リクナビNEXT]

技術とは縁遠い女性たちとの会話で、ついつい無意識に使ってしまいがちなエンジニア専門用語。果たして彼女たちはそうした専門用語をどこまで理解してくれるものなのか? それを検討するべく、街頭インタビューを敢行。質問した用語は、COBOL、C++、オブジェクト指向のような難易度の高いものから、SE、クライアントなど一般常識の範囲で答えられるものまで合計16ワード。実験方法は、実際に街で無作為に女性を選出し、「この中で意味のわかる用語はありますか?」「この用語を使って例文を作ってください」などの質問方法で専門用語に対する一般女性の理解度を追求した。

よりによって渋谷の女子高生は無いんでないかい?
「ソースコード=縁日。やきそばみたいな食べ物」に死ぬほどワロスwww

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若貴騒動に思う /archives/2005/06/post_210.html Tue, 14 Jun 2005 10:17:29 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=282 二子山親方の死去以来続いている若貴の兄弟げんか騒動がワイドショーを連日騒がせている。
はっきり言って彼らが喧嘩しようが絶縁しようが知ったこっちゃないし、男兄弟の喧嘩なんて殴りあいにでもならなけりゃああなるのは明らかだし、それが良いとか悪いとか以前に当然の帰結だと思うので心底どうでもいい。
でも、この件に関する報道にはもういい加減頭にきてる。


連日の報道で兄弟喧嘩を煽りまくった挙句「早く兄弟仲直りしてもらいたいと思います」とかアホかと馬鹿かと。
メディアが殊更大きく取り上げて喧嘩を煽ってりゃ当人達にとっても喧嘩の収める先が無くなるぐらいわからんのかと。
いや。きっと知っててやってるのだろうけど。
人の不幸は蜜の味で、誰かが不幸になればハイエナのようにメディアが群がってその傷口に塩どころか唐辛子を塗りたくるような状況は見ていて嫌悪感しか覚えない。
この件しかり、福知山の脱線事故しかり。
当人達の傷を抉りまくることが報道の自由ですか、報道の使命ですか。
それがあなた方のジャーナリズムですか。
もういい加減にしようよ。
あんな報道したところで誰一人幸せになんかなりゃしないって。
そろそろジャーナリズムとか報道の原点に帰ってもらえないかなぁ。

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捕鯨反対運動に思うこと /archives/2005/06/post_208.html /archives/2005/06/post_208.html#comments Mon, 13 Jun 2005 07:57:23 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=280 クジラ戦争Meine Sache 0マイネ・ザッヘ0

今、韓国のウルサンでIWC(国際捕鯨委員会)の年次会合が行われていることを知っている人がいますか?あまりいないと思います。でも今月下旬になれば大きなニュースになるはずです。今月20日から24日まで総会が行われ、そこで日本は調査捕鯨の大幅な拡大を提案して、日本の主張が通る確立が極めて高いのです。

うーん。捕鯨関係の騒動ってよくわからなかったんだけど、背景なんかがよくわかっておもろかった。
是非一読を。


つーかオーストラリアが筆頭候補に出てるんだけど、それ以外の反対国や反対団体を含めて、その反対理由が「鯨は賢いから」ってのが実に頭が痛い。
リンク先での文章が実に的を射ている。

いくら客観的な証拠を提示して議論しても、「鯨がかいわいそう」というただそれだけで相手にしてもらえなかったこの捕鯨問題は、国際社会のアンフェアさ、西欧倫理の独善を象徴する出来事です。

・・・なんか最近これに似た対立構造があるような。
こういった論理的で無い人に対して「あなたは論理的ではない」と言ってもそれが理解されることは無いんだろうな。その相手が論理的では無いが故に。
捕鯨問題 – Wikipedia

捕鯨賛成派は、「増えてきた鯨を間引くぐらいならば問題はない」と主張するが、反対派は、「科学的調査は長期的なデータがなく、また捕鯨国によるごまかしもあるために信頼できない」「合法的鯨肉を隠れ蓑として禁漁種の鯨肉が流通している状況が改善されるまでは全面禁漁が妥当」と批判している。

この辺なんて全く同じような論理展開が各所で見られただけあって頭が痛い。
なんともかんとも。

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原油は枯渇するか /archives/2005/05/post_159.html /archives/2005/05/post_159.html#comments Sat, 07 May 2005 07:20:28 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=199 原油は枯渇しませんったら。

世界の原油が枯渇しそうにない理由

原油枯渇論て一定の周期で出たり消えたりしてる気がする。
でも確かに技術革新で今まで油井に出来なかったところが油井にできるようになるんだなぁ。って話。
気が向いたら追記予定。

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福知山線の脱線事故報道を見て思う /archives/2005/05/post_154.html /archives/2005/05/post_154.html#comments Mon, 02 May 2005 06:13:42 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=193 なんだかなぁ。


故人の遺影の前で謝罪するJR西日本の社長の姿がここ何日か繰り返し報道されてる。
事実今朝のフジテレビ「特ダネ」では何回かその映像が流されていた。
その中では故人の遺影に対し土下座して謝罪する社長の姿と、社長に対し行き場の無い怒りをぶつける遺族の姿が映し出されている。
もちろん事故を起こしたJR西日本の代表である社長が謝罪することは当たり前だし、日本の風潮上 最上位の謝罪は土下座での謝罪ということも理解してるし、そのような謝罪がなされることも事故の重大さから言えば当然であろう。
また、遺族の怒りや悲しみは察するに余りあり、報道されているような状態になることも理解できるし、そのことに対し何ら意見するつもりは無い。
気になるのは、何であの状況を報道するのかだ。
あの映像は誰に対して何を訴えかけたくてなされているのか。
何度考えても答えが出てこない。
似たような状況は三菱トラックタイヤ脱輪による死亡事故の謝罪をした時の報道でも見られた。
三菱ふそう社長、死亡の主婦の墓前で謝罪
家族の怒りや悲しみを伝えるためと言われればそうなのかもしれない。
でも何かが釈然としないのだ。
極めて穿った考えであることは承知の上だが、インパクトのある映像で視聴率稼ぎをしているような気がして仕方が無い。
事故から1週間以上経過して、今後は現場検証や証拠品からの事故原因の究明に進んでいくであろう今、この事故を報道するにも映像的に地味なものにならざるを得ない状況で被害者を利用した視聴率稼ぎに終始しているのではないかと。
テレビ局が視聴率を基にした広告収入で成り立っている以上、ある程度視聴率を考えた番組作りが成されるのは当然だろう。
しかし、報道を主体とする番組で視聴率を意識する事は報道の本質を歪め、インパクトのあるショッキングなニュースに偏重することにならないか。
報道とは真実を淡々と流すものであって欲しい。
報道番組がワイドショー化している今のような、コメンテーターや司会者が自論自説を事実に絡めてコメントするような番組はいらない。
アメリカを賛美するつもりは無いけれど、アメリカの報道番組のような普通の報道番組がもっと増えることを願って止まない。


参考:
自称鉄道マニアのサマンサ氏の専門家批判
無知は犯罪縲恣ﴀ＀崎事故を見て思ったこと
自動停止装置や車体剛性などについて報道なされている事に対して反論しています。
私自身誤解していたところがありましたので是非一読を。
コメント欄のやりとりも必読です。

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JR福知山線の事故に対し思う /archives/2005/05/jr.html /archives/2005/05/jr.html#comments Sun, 01 May 2005 04:42:22 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=191 ご隠居のとこのエントリ、「JRさん、もうちょっとええ加減になろうよ」のコメント欄でちょっと書いた事について、うまく纏まらないけど忘れないうちに少し書いておこう。

Unknown (和尚@qyen.info) 2005-04-28 23:44:20
ご隠居。おばんです。
このニュース見てから考えてたんですが、既に東名阪は都市機能として既にインフラの限界になってるんじゃないですかねぇ。
東京なんか見てると物凄く顕著に見えるんですが、慢性的な渋滞とか乗車率150%超の満員電車とか。
過密スケジュールとか1分の遅れを許さない運行なんてのはそういう都市機能の限界のしわよせとしか思えんのです。
利用者側の考え方もあるんですが、そろそろ都市機能的に限界だってことも考えておくべきじゃないですかねぇ。
とはいえ解決策が全く浮かばないわけなんですが・・・。
Unknown (若隠居) 2005-04-29 00:21:53
>macさん
そうそうw。
>和尚さん
都市機能の限界を言い出すと、そこから地方分権論に行ってしまいそうで恐ろしいのですが。
JRの事故は、都市機能の限界というよりも、むしろ私鉄との競争と多額の債務返済、両方の圧力があって必死の経営をしなければならない体質を、組織としてもたざるをえなかったという事情があるように思います。厄介なのは、実際にそれでJR西日本の経営は私鉄を圧倒したのです。これも民営化の功徳、きっと。
福知山線ってのも田舎の路線だというイメージしか私にはないんです。だけど、JRは市場の開拓・拡大を目指す経営努力を福知山線でやってたんですね。知らないうちに。
接続時間が一分、定時運行ってのも、効率化とサービス向上という経営努力には違いなくて、多くの人がそれを享受していたことも事実です。だけど、結果としてこんな事故になった。
たぶん、ダイヤの組み方に、もうちょっと改善の余地があるだろうと思いますよ。いや、ほんとに、この数年で1分2分の意味が分からないダイヤの短縮が実現されていったんです。
利用者のニーズにこたえながら、安全と効率のバランスを保たせつつ、なんとか借金を返済したうえに儲けを出して、経営をなりたたさなきゃならないのだから、大変だろうと思いますわ。
Unknown (和尚@qyen.info) 2005-04-29 01:22:09
ご隠居>
競争原理とサービスと経営って面ではご隠居の言うとおり。全くもってその通りなんですが、やっぱり通勤時間中大部分の交通インフラがキャパを越えた量を運んでるってのはそろそろ考えなきゃいけないもんだと思うわけですよ。
どう考えても主要線の乗車率が軒並み200%近い現状はどうかと思うんですよねぇ。


実感として電車の混雑ぶりを垣間見てるのは東京近郊だけなので、関西近郊の状況とはちょっと違うかもしれないと先に断った上で。
草加-亀戸で通勤してた2ヶ月間ぐらいで体験した通勤ラッシュが、他の路線に比べてどうなのかってのはよくわからんけど、明らかに満員でもう入れない電車に何人もの人間がどんどん入ってくるのはかなりショッキングな体験だった。
つーか肉詰め。高さ150cmぐらいまでの空間の肉占有率は確実に90%超えてるよ、って状態。それが朝7時前から9時前ぐらいまでずっと続く。
もちろん道路もみっちり渋滞してて。なんかおかしくね?
交通インフラを100%以上使わないと機能が満たせない都市ってのはどうよ。
この原因はさっと考えて

1.勤務地の一点集中
2.勤務地と居住地の乖離
3.労働時間の過集中

あたりだと思うわけで。
1に関しては通信インフラがそれほど整っていなかった江戸時代0現代までの過程で業務を円滑に行うために関連する企業や機関が物理的に近距離に置かれることにメリットが多かったという事情がそのまま継承されているのだと思う。
ただ、これだけ通信インフラが整ってきた現代でそこまで密集している必要性は無いんじゃなかろうか。
テレビ会議システムであったり、メールであったり電話であったりで大部分の業務は行えるはずだし。
どうしても顔あわせて会議する必要があるなら、ホテルの会議室とか一般の貸し会議室なんかで充分でしょう。
そう考えるとわざわざ都心の地価の高いところに事務所を構えるメリットは薄かろうと。
ただし、前述のような通信インフラに強く依存する業態を実現するためには、通信インフラのハードウェアとソフトウェア両方のフォールトレランスが実現する必要があるわけだが。
ただ、これだけだと、特に海外とのやり取りのある企業は自然と国際空港、成田、羽田、千歳、福岡、関西各空港近隣に集中することになってしまうので、各空港と、せめて近隣100km圏内の都市との交通アクセスを改善することでちょっとは改善されるだろうか。
しかしながらどう考えても関東に限れば、関東平野より外側に機能が移動しないような気がする。
静岡とか山梨、長野、福島あたりまで機能が移動しないと意味無いんだけどなぁ・・・。
2は1が起きた結果の地価高騰により、居住地として都市部を選択するコストが跳ね上がった結果、自然と都市部を避け周辺部に居住地が移動してきた経緯があるので、1が緩和されれば自然とバランスがとられるんじゃなかろうか。
3に関してはフレックス制度なんかがもっと広がればいいと思うんだけど、製造業であったり官公庁なんかだと難しいんだろうなぁ。


えらい難しい問題だなぁ。

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タブレットPCってどうなんだろ /archives/2005/04/pc_1.html Wed, 27 Apr 2005 03:53:06 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=184 職業柄ブロック図とかもろもろチャートを日常的に良く描くんだが、手書きでそのへんの紙に殴り書きしてそのままゴミ箱行きだったり書類の中に紛れちゃったりで、後で必要になったときに見つからないなんつーことがちょくちょくあって、どうしたもんかと思ってたわけで。
一々スキャナでスキャンしてデジタルデータ化するのもアレだし、デジカメで撮るのもびみょうだしで何とも良い案なかった今日たまたま見つけた製品。
HP Tablet PC TC1100 (Centrino PM733, 768MB, 60GB, 10.4″TFT, 無線LAN)
(゚∀゚)キタコレ!


従来のタブレットPCはOSが独自だったり、入力がスタイラスのみだったりして何とも食指が伸びなかったところにWindowsXP Tablet Editionの登場で一気に普通のPCとの垣根が無くなって使いやすそうになったな。
CPUも超低電圧PentiumMで普通のノートPCと遜色ない。
あくまでも入力メソッドの1つとしてスタイラスを追加したって位置づけか。
精密な絵を描こうとしたら微妙に不具合あるみたいけど、殴り書きのスケッチ程度なら全く問題ない模様。
問題のキーボードは左下Fn配列なのが痛い。痛すぎる。
ノートPC全般に言えることなんだけど、キーボードの左下のキーがFnのものとCtrlのものの2種類があって、今までの経験上Fnタイプのキーボードはどうしても受け入れがたい。
Fn勢:HP,Panasonic,Dell
Ctrl勢:IBM,Sony,Toshiba
あたりか。
頼むから統一してくれ。左下ctrlに。
キーボードはUSBキーで代用するとして、Amazon特価で16万の10%クーポンなら充分買いな気がする。
売り切れてるけど。
ちょっとウォッチしてみっかな。
参考:
かぶら屋 雑記 / Tablet PC hp tc1100
製品ページ:
HP Compaq Tablet PC TC1100

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それはいくらなんでも・・・ /archives/2005/04/post_149.html /archives/2005/04/post_149.html#comments Tue, 26 Apr 2005 14:20:23 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=183 運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴

死者73人、重軽傷者441人を出した兵庫県尼崎市の電車脱線事故で、高見隆二郎運転士(23)が、手前の伊丹駅で起こしたオーバーランの距離を短くするよう車掌に依頼していたことが26日、JR西日本の調査で明らかになった。高見運転士はこのほか、運転士歴わずか11カ月で3度の処分を受けていたことも判明。「ゲーム脳」とも思える異常行動を繰り返す運転手を乗務させた運行管理に問題があったとして、県警捜査本部は同日、業務上過失致死傷容疑で強制捜査に着手した。

(゚Д゚)?

【ゲーム脳か】
 「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授(脳神経科学)は高見運転士の行動をこう分析する。
 「高見運転士は過去3回も乗務員として重大なミスを犯しながら、自身で再発防止ができておらず、注意力が散漫な印象を受ける。伊丹駅でのオーバーラン後、指令の呼び出しに応答がなかったのも、故意であるとすれば、大事な場面で倫理的な行動がとれず、キレやすいというのはゲーム脳の特徴とよく似ているともいえる。JR西日本は運転士に関する情報を開示するなど、徹底検証が必要ではないか」

トンデモ博士のトンデモ解説。
なんでもゲーム脳のせいかよ。

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/archives/2005/04/post_149.html/feed 5
サマターイ /archives/2005/04/post_147.html Mon, 25 Apr 2005 08:20:19 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=180 asahi.com:サマータイム法案、今国会に提出へ 超党派議連 – 暮らし

サマータイムの導入をめざす自民、民主など超党派国会議員によるサマータイム制度推進議員連盟(会長・平沼赳夫前経済産業相)は22日、関連法案を今国会に提出する方針を決めた。今後は各党で法案提出の手続きに入る。

お願いですから勘弁してください。


マ板住人であるところの俺に言わせればサマータイムなんて糞の役にも立たないどころか百害合って一利なし以外の何物でもないといっておこう。
夏になりました。明日から1時間はやく出社しましょう。でも帰る時間は変わらない。つまりは労働時間が一時間増えるわけでふざけんな。
時間でかっちり帰れる子供やお役人はそりゃ嬉しいでしょうよ。
でも時間で帰れない人間にとっちゃこんな迷惑な話もねぇわけで。
つーかそろそろフレックス導入しましょうよってのは却下ですかそうですか。>上層部
げんなりしてきたー。

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笑えない /archives/2005/04/post_134.html /archives/2005/04/post_134.html#comments Thu, 14 Apr 2005 05:50:36 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=164 【軍曹が】携帯電話開発の現状【語る】 前編
【軍曹が】携帯電話開発の現状【語る】 後編
目からしょっぱい水出てきた。


幸いにして今の上司は理想的にハンドリングしてくれてるのでここまで酷い状態にはなってないのだが、社内各部署であるとか社外各社の状況を鑑みるにあたり、どうもこの状態ってのは奇跡的に恵まれた状況ではなかろうかと思いつつ、だがしかし個人の財政的側面から見た場合なんとも悩み多き状態であることが自ずと導かれ、新天地に思いを馳せないことも無きにしも非ずでありながらも新天地が現在よりも財政面を除いた待遇に於いて現在を越えるかという命題において絶望的な観測しかなされずただひたすら現状を嘆きつつ足踏みし続けるという極めて非生産的な人生を歩んでおるなとここ数年を振り返りつつ、このような業界を花形業界と勘違いし希望にあふれた目が2ヶ月を待たずして死んだ魚のような目になっていく過程を今年も見ることになるのであろうとか考えてる今日この頃。
あえて1文にしてみた。

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日本の防衛って /archives/2005/03/post_106.html Wed, 30 Mar 2005 04:36:06 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=130 今夜!!緊急3時間放送”ニッポンが危ない”爆笑問題&日本国民のセンセイ教えて下さい政治家・医者・教師…

テレビ朝日
2005年3月29日 19時00分
 先生と呼ばれる教師、医師、政治家が登場。「教育」「医療」「政治」の各分野の問題点を、有名人、会社員、主婦、学生ら国民代表百人と徹底討論を繰り広げる。司会・爆笑問題、小池栄子、宮川俊二。パネリスト・飯島愛、中尾彬、橋下徹、ラサール石井、若槻千夏、小川菜摘、浜田幸一ほか。 「教育」では、日本の子供たちの学力低下や、教師の質の低下などを中心にトークを展開。「医療」では、現役医師たちに薬の知識を問うテストを実施。医師が処方する薬の安全性に迫るほか、救急病院の実態も明かす。「政治」では、北朝鮮問題や日本の防衛システム、郵政民営化問題などでトークバトルを繰り広げる。

を見た。
ラサール石井、伊集院光、飯島愛あたりのツッコミがよかった。
ハマコーは言うことは過激だし、討論ができない(大声番長)けど言ってることは賛同できる部分が多かった。ハマコーが政治家に戻ったらおもろそうだな。
しかし日本の政治家ってやつは何で人の話遮って発言しようとするかな。
大声で喋ればいいって韓国人じゃねぇんだから。
ま。それはさておき。
気になったのは北朝鮮有事とMD構想絡みのとこ。


「北朝鮮が核搭載ミサイルを発射したら。」というシミュレーションを元に議論が展開された。
主な論調は
社民:政治的に解決すべき。
民主:社民と同じ。MDは迎撃率悪いからコストパフォーマンス悪い。
自民:MDで防衛体制を作るべき。
だったかと。
(ひょっとしたら自民でも反対意見あったかも。どの議員がどの党か不明確なのよ)
この問題に関してはMD推進するべしって考えで見てたとき、社民と民主の考え方がさっぱりわからんかった。


現在、北朝鮮が核保有を宣言してその照準が日本に向けられていることは北朝鮮も認めていることで、いわば喉元に銃を突きつけられてる状態かと。
MDってのはその銃から発射された弾を打ち落とそうという発想なわけで。
MD推進派の考えとしては、たとえ迎撃率が悪かろうと外交努力によって発射させない道が残されていようと「万が一」発射されたときに防御する手段を持っておきましょうって事で、MDを推進するからといって即外交で解決することを放棄するかというと全くそんな事ない。
むしろ枡添氏が言っていたように「発射しても迎撃するよ」という外交カードを手にすることで事実上「核発射」という北朝鮮側の外交カードを弱体化させることができるわけだ。
ただ、「核を発射すれば北朝鮮の体制は確実に潰れるから、発射することはありえない」という論調はどうかと思うな。そこは飯島愛が反論してたように「北が自暴自棄になり最後っ屁で発射する」可能性は充分考慮しなければならない部分であって、「ありえない」から対策しなくてもいいということにはならんと思う。
つーかそれを理由にMDに反対する人らって万が一日本に核ミサイルが着弾したときどう言い訳するんだろうな。
核を発射して北朝鮮が焦土になろうと北朝鮮の体制が崩れようと、失われた国民の命は戻ってこないわけで。そんなのは何の理由にもなってないと思うのよね。


というか、日本は戦後、自国防衛を日米安保に頼りすぎて自力での国防を放棄してきたわけだ。これはWW2への自戒であったり反日教育の賜物であったりするわけなんだけど、まぁそれはよしとして。(全然よくないけど)
でも、今年に入ってからアメリカは日米安保から手を引きたがってて、むしろ日本と軍事同盟のような形に持っていこうとしてるわけで。(このへん参考)
じゃ、どうするのよってなると結局最低限の自衛ができるだけの軍隊作るしかないんじゃね?って話にしかならんのは当然で、もちろん憲法9条の改正もやらにゃならんでしょって話で。
社民党あたりは「世界に誇る平和的憲法の改悪反対」とかお題目のように言うんだろうけどね。
集団的自衛権でいつまでも対処するわけにはいかんだろうし、そんなことで一々国会が紛糾するのもいい加減なんとかして欲しいわけで、もういい加減明言しちゃった方が良いんじゃないと思うわけです。
9条3項あたりに

3 ただし、わが国の領土、主権等わが国の有する権利が侵害され、または侵害される恐れがある場合を除く。

とか追加しちゃうとかね。
まぁ、日本の場合南北に長いから防衛線がやたら長くなっちゃうことを考えると今の数倍以上に自衛隊(つか軍隊)を拡大せんと無理だけどね。
この際しゃーねーやな。


つーか言語道断だと思うのはMDのコストパフォーマンス云々言う議論かと。
相手はM20以上で飛んでくる上に、できるだけ迎撃されないようあの手この手で工夫されて来てるミサイルなわけで、放送中コメントしてた専門家曰く「良くて五分五分」であっても配備する意味は充分あるだろう。
何千億もの金をかけて「良くて五分五分」をコストパフォーマンス悪いというなら、もっと安いか確率の高いミサイル防衛の対案を出さなければ話にならん。
外交で解決というのは相手が正気であった場合の手段でしか無いので前提からして間違ってるとしか言いようが無い。北朝鮮には金正日が「核を発射する」と言ったときにそれを止めるという自浄に近い作用は全く期待できないことを忘れてるんじゃなかろうか。
MDでカバーできる範囲が日本全土の102割というので反対してるのも似たようなもんかな。
上の意見で出してるコストパフォーマンスを考えて、相手が照準を定めているであろう場所、つまり「大都市」「政治の中心地」「基地」を中心に防衛を強化するってのは充分合理的なわけで。
つーかこの2つの意見て矛盾してね?

コストパフォーマンスが悪い→もっと安く上げるべきだ
カバーする地域が狭い→もっと広げるべきだ→金がかかる

ね。


つーか自国防衛ができないってことは、相手国が武力を外交カードに使ってきた場合、何の対処もできないことを意味してるわけで結局外交自体をも弱体化させる結果になってると思う。
結果、日本はスタート時点から不利な外交を強いられてきたわけでもうそろそろそういうところから脱却したほうがよくね?と思うわけです。
9条をありがたがって平和平和と叫んでいれば平和な世の中が来るならともかく、そうでもない現実をもっと認識せにゃならんのじゃなかろうかと思うわけです。


参考:憲法9条
第2章 戦争の放棄
 
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

参考:
The Column : MD 構想をめぐる雑感
極めて近い意見

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ライブドアの騒動 /archives/2005/03/post_98.html Thu, 24 Mar 2005 14:20:47 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=122 まぁホリエもんがどうだとか、ライブドアの狙いが何だとか、ライブドアが実権を握ったらどうだとかってのは正直あんまり興味ない。
興味ないながらもホリエもん憎しで展開される批判論は聞いててあんまり心地よいもんじゃないし。
でも、テレビ局とネットのポータルの連携って面白いんじゃね?
3/25追記:
ライブドアショックは放送とITの融合を進める起爆剤となるか?
なるほど。そういう争いなのね。)


テレビの収益の基本は

・広告収益
・キャラクターグッズなどの収益や番組DVDの販売などの2次収益等の広告外収益

に分けていいかと。
んで、バブル崩壊以降の広告収益の伸び悩みなどから、在京民法各社が新たな収益源の開拓っつーことで数年前からインターネットでの有料番組配信なんかを実験的にやってるみたいけどパッとせんね。
ま。そりゃそーだわな。
これだけビデオが普及したことで、視聴者が放送のタイミングに合わせず生活できるようになった後で「月額○○円で見放題」言われてもな。テープの交換とか若干の面倒臭さを許容すればその金額は払わんでいいわけだしね。
目的の番組がある視聴者ならレンタルビデオがあるから尚更だね。
ここから見て取れるテレビ局の失敗は、インターネットをハードウェアとしてしか捕らえてなくて、電波の代わりにネットで番組流せばお金になるんじゃない?って思っちゃった事だね。
言ったらインターネットのインタラクティブ(双方向)な性質を見抜き切れなかったっちゅーことか。


ここで収益体質に目を戻してみると、依然として大きいのはやっぱり広告費だと思うのさ。
広告費のメカニズムってのは非常に単純で、視聴率が高い(=多くの人が見ている)ほど広告費のコマ単価が上がって、そこに何コマ広告を突っ込むかってので広告にかかる費用が算出されるわけで。(恐らく実際は何%ぐらい取れると予想した上で単価を計算して事前契約だとは思うけど。)
だからこそ、テレビ局は視聴率を気にしてきたわけで。
要するに年間の視聴率が広告収益に直結しているわけだ。
んじゃこの現状を見た上でインターネットのポータルとくっついて何ができるのよ?ってとこなわけだが。


まず、世論と言うと言いすぎかもしれんけど世の中の人が何に関心を持っているのかってのを吸い上げるツールとして使えると思う。
インターネットってのは個人が情報を発信、中継するのに極めて向いているツールであるのはそろそろ周知の事実としてもいいと思う。
インターネットと言わずインターネットのポータルと書いた意図はここにあって、ポータルには須らくWeb検索ツールが付いていて、ここで検索された内容はポータルサイトの重要な資産となっている(筈だ)。
ここで上位にヒットした項目は「少なくともネット上の現象としては」極めて高い関心を利用者が持っていると考えることができる。
つまりはテレビ局にとって「どんな内容の番組を制作すれば視聴率を稼げるか」という重要な指針になるだろう。
つまり、インターネットを情報のアウトプットデバイスとして使うのではなく、インプットデバイスとして使うのだ。
閑話休題、今日の特ダネで小倉さんや他のコメンテーターが言ってた

インターネットは情報の発信ではなく中継のメディアだ。インターネットが独自に取材をして情報を収集しているか。インターネットには新聞を元ソースにしたニュースばっかりが並んでるじゃないか。テレビ局は独自の取材をしてきた。
また、目立つニュースを取り扱うだけが能じゃない。新聞の片隅に重要なニュースがあれば取り上げてきた。
(筆者概略)

みたいな話がちょっと気になった。
別にネットのコンテンツと連携することは、こういった今までの取材体制なんかを否定するものではなくて、取材の前段階のアドバイザリとして受け取ればいいな、というような柔軟性が欠けてるんじゃなかろうか。
ネットの情報は玉石混交、情報を見分けるには知識と勘とたまには運もいる。
そういう所で今まで培ってきた情報の選別能力を使えば良いんじゃないかと思う。
もし、こんな原因で今の騒動を批判しているようなら、言い方はアレだが「もうろくしてんじゃないの?」だ。
特ダネ批判はさておき。
バラエティーやドラマなどのエンターテイメントの番組があまりネットの風潮に影響受けすぎてもどうかと思うけど、報道なんかはその辺重視してみたらいかがかね。


ポータルと連携する次のメリットは新たな宣伝媒体として使った時に表れると思う。
これは、スポンサーの広告をインターネットに流すようなマネするんではなく、自社の番組の宣伝をポータルサイト上で展開するのだ。これにより、視聴率をさらに吊り上げる効果を期待でき、結果収益の増強に繋がるだろう。
現在番組の宣伝を自社のホームページなんかでやってるみたいだが、どんだけの宣伝効果があるのか正直疑問だ。
実際問題、今までテレビ局のページなんて見たこともないし、この先も見るつもりはない。
あの辺のページを見る人ってどんな人なんだろ。
よーわからんよ。
でもポータルとなると話が違ってくる。
ポータルはブラウザを開いたときにホームページとして開く場合が多い。
InternetExplorerのMSNしかり。
OperaのLivedoorしかり。
中には特定のポータルを別のブラウザのホームページにする人もいるだろう。
そこに広告を載せることは即ち積極的にテレビ番組の情報を収集しない人達の目にテレビ番組を知らしめることができるわけだ。
これはでかくね?


こういう風に考えるとテレビ局とインターネットのポータルとの協業ってのはものすごくメリットのあるものだと思うんだがなぁ。
フジが何であそこまでライブドアとの協業を毛嫌いしてるのかよーわからんよ。
まぁ現段階で普及率が90%を軽く超えてるIE狙いでMSNとの協業を狙ってるからライブドアがしゃしゃり出てくるのが邪魔だっつーならわかるけど。
ソフトバンク(=yahoo)かよ。
よーわからんね。

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日本売国党 /archives/2005/03/post_67.html Tue, 08 Mar 2005 08:28:03 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=89 こと民主党が党としてパブリックに売国をうたい始めました。


民主党「憲法提言中間報告」のポイント

(1)グローバリゼーションと情報化に伴う新しい変化や価値に応えるために。
 ◆国家主権の移譲や主権の共有へ
 ◆アジアとの共生

(゚Д゚)


主権(wikipedia)

国際法における「主権」
先に述べたように、近代国際法においては、国家間の「主権平等の原則」が認められており、国際連合もまた、この原則によって立つものとしている(国際連合憲章2条:「The Organization and its Members, in pursuit of the Purposes stated in Article 1, shall act in accordance with the following Principles. [/] 1. The Organization is based on the principle of the sovereign equality of all its Members.」)。この法的認識枠組によれば、カトリック教皇庁もまた、ヴァティカン市という領土を統治するひとつの「国家」(ヴァティカン市国)であり、他の国家と平等の存在でしかないということになる。ここに中世の法秩序との大きな違いがある。いうまでもなく、この「主権」概念は、対外的な最高独立性という意味で用いられており、そのコロラリーとして、一国一票(one state, one vote)の原則が導かれる。

手っ取り早く言うところの国家主権てのは国家が国家たるアイデンティティなわけで、主権を委譲することは即ち国家が国家たりえなくなるわけで、要するにどこかの国に日本が吸収されるわけだ。
その吸収先がアメリカであれば、少なくとも軍事面ではアリなオプションかもしれない。
(トータルで考えたら無しっつーかありえないけど。)
しかしながらそこは中国大好き岡田、売国先は中国になっちゃうでしょう。
もうね。マジ勘弁。
民主党とかマジありえね。
ぺっ。

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働くこと働かないこと /archives/2004/12/post_54.html /archives/2004/12/post_54.html#comments Wed, 22 Dec 2004 06:57:34 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=75 切込隊長のとこにあったエントリ
ニート(無業者)に関する考察
ニート(無業者)に関して
を見ていろいろ考えてみる。


俺の身近なとこにもニートがいる。
兄貴だ。
去年の年末ぐらいに女房に手を上げて、子供つれて嫁が逃げてからシームレスにヒキ化。
両親が強引に実家に引っ張り出して1年。
もう立派なニートだ。働け。
基本的にどんな理由があろうとも女に手を上げるような男は、男として認めないってのがあるから男としての兄貴は別にどうでもいい。
昔から兄貴とは決定的に仲が悪く、殴り合いになった回数も覚えてない。
その頃からなんつーか一生分かり合えないってのは痛感してるんで、ぶっちゃけ奴がどうなろうと知ったこっちゃ無いし、どうなっても何も感じない。
つか正直あまり顔も合わせたくない。
ただ、実家でニートされると実家に帰るといるわけで。
ああ面倒くせぇ。
しばらく実家に帰るのやめとくか。と思ってた。
こないだ、東京出張があったときに何となく実家に帰ってみた。
両親と久しぶりにいろんな話できておもろかったが、兄貴とはロクに話もしなかった。
話をしたとこで面倒くせぇだけだし何も身になるものはねぇのもわかってるし、リスペクトすべきとこもねぇし。
さて。いよいよ旭川に帰るぞって日は両親とも仕事に出てて、家には兄貴しか家にいなかったから駅までの足に使うことにした。
時間帯が微妙だったんでついでにラーメンでも食いに行くかって出たときに初めて奴と話してみた。
´_ゝ`) なんつーか相変わらずだった。
基本的に奴はプライドが高い。異常に高い。
ただプライドに裏付けされた何かがさっぱり見えてこない。
何つーか「私は今でこそこんな身分だけど時代が時代ならお姫さまなのよ」とか言ってる香ばしい奴と非常にかぶるとこがある。現実を見ろと。
何で働かないのよ?と聞くと理由は色々出てくる。
「この仕事はやりたくない」「今更こんな仕事はできない」「実は昔の知人から一緒に店やらないかって言われてる」「職を求められる知人がいない」
意味がわからない。心底意味がわからない。
俺は仕事なんてただの手段だと思ってる。
生きるため、何かを得るため、何かに備えるため。
それらの目的を達成するための手段が仕事であって、断じて目的なんかじゃない。
だから仕事なんつーのは何をしてもいいと思ってるし、ただ、ちょっぴり楽したいからとか別の楽しさがあるとかってことから今の仕事選んでるだけなわけで。
何というか兄貴を見てるにニート(の一部だと思うけど)が働かない、働けない理由ってのはそのプライドの高さにあるような気がしなくもない。
プライドが高い故に、理想と激しく乖離した立場に身を置く事が耐えられない、理想と違うところに自らを投げ込むことが出来ない。
たとえそこに足を踏み入れたとしても、その立場にいることがストレスとなってドロップアウトしてしまう。
心底理解できねぇ。
あえて言おう。根拠の無いプライドなんてクソだ。
根拠の無い自信は(たとえ蛮勇であったとしても)行動を起こす強力なトリガーたりえるが、根拠の無いプライドは動機を減衰させる役にしか立たない。
つーかプライドは自分が努力して歩いてきた道の結果としてできるもので、それゆえに強力な根拠となりえる。根拠の無いプライドはプライドですらない。ただの妄想だ。
そんなもんは今すぐ便所にでも流しちまえ。
好きなことをするためには金が必要だ。
何もしないためにも金が必要だ。
残念ながらこれは現実だ。
偉そうな御託を抜かすのは自分ひとり生活していけるだけの金を稼いでからにしろ。
その御託を抜かしてる間にも両親の脛は細くなってくんだよボケ。
この1秒1秒の間にも着々と年齢は重なってく。
そうなると更に職探しが難しくなってく。
そうなってから焦ってももう取り返しが付かないんだよ。
人生を考えて悩みこむなんてのはじじぃになって時間が余って余ってしょうがなくなってからにしろ。
そんなことをやってる時間はお前には無い。
ごちゃごちゃ言うのは働いてからにしろ。
俺より給料もらって生活が順風満帆になったら御託だろうが文句だろうが聞いてやるからとっとと行けボケ。
と。思った仕事中。
さて、仕事だ。

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対中ODA関連のごたごた /archives/2004/12/oda.html /archives/2004/12/oda.html#comments Wed, 01 Dec 2004 05:32:24 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=63 11/27の朝日新聞から
日本のODA削減、中国外相は「自国の力がよりどころ」

 中国の李肇星(リー・チャオシン)外相は27日、日本政府の途上国援助(ODA)が削減されることに関連して、「中国国民は中国の力量をよりどころとする」と述べ、日本の支援に必ずしも依存しない姿勢を示した。

そして3日後の11/30には
対中ODA継続に期待表明 中国外務省高官

 章副局長は「日本の対中円借款は、中国の経済発展に積極的な役割を果たし、中国は評価してきた」と述べた。そのうえで章副局長は「円借款を主体とする援助は両国の経済発展をもたらし、日本の企業にも多くの利点をもたらした。この借款は一方的なほどこしではない」と指摘した。

(‘A`)?


そもそもODA(Official Development Assistance:政府開発援助)とは

政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので、開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による協力のことです。

外務省:ODAホームページODAとはより引用
ということで発展途上国に対して有償または無償の資金援助を行うことで、将来的に日本の国益になるような両国関係を作る目的で行われています。
つまり、ODAとは先進国が行う慈善事業ではなく、将来を見越した先行投資としてみるべきなんです。
平たく言えば、途上国が発展するために必要な金を出す代わりに恩を売っておいて後々まったりと投資した分を返してもらおうという、ある意味青田刈り的な政策なわけです。
つまりは逆説的に、将来日本の国益にメリットを与えないであろう国に対してはビタ一文出すいわれの無いお金なわけです。
事実、現在日本がODAとして資金援助している国での日本の印象は概ね高評価を得ているようで、潜在的な国益としてじわじわと返ってきていると見てもいいでしょう。
ODAちょっといい話
ただ、例外的に反日的な国があります。
それが中国です。


外務省の中国情報から、
中国は2004年8月の段階でGDP1兆4000億ドルの世界第6位の経済大国です。
さらに、数年度にわたり成長率2桁をマークしています。
この時点で到底途上国とは言えずODA発行の大儀がありません。
その中国に対して2003年度までの累積で

(1)有償資金協力(E/Nベース)30,471.81億円
(2)無償資金協力(E/Nベース)1,416.19億円
(3)技術協力実績(JICAベース)1,306.52億円

と3兆3194億円強のODAを発行してます。
有償分は耳を揃えて返してもらうとして、無償協力分1兆4000億強の経済効果が得られない場合この金はドブに棄てたと同じになってしまいます。
その中国の風潮は言わずもがな徹底的な反日です。
つまりは善意で金を貸して、さらには金を無償でもらっておきながら、面と向かって借りた相手に対して罵詈雑言を浴びせているようなもんです。
どんだけナメてんですか。中国。
どんだけナメられてんですか。日本。
参考:2005年度政府開発援助大綱


さらには中国国民の6割は対中ODAを知らないというナメたデータすらある。

日本の対中ODAについては6割を超える中国人が知らないことになる。また、ODAの中国経済に対する役割について、「比較的重要な役割を果たしている」という回答が最も多く、38%程度となっている。
  ODAの実施について、「戦争に対する謝罪の意味も含めて当然」が18%であるのに対して、「日本の国際支援に対して感謝すべき」と考えている人が23%程度になっている。「謝罪的な部分もあるし、国際支援でもあり感謝すべき点もある」との回答が最も多く、37%に達している。
  今後の日本の対中ODAについて、「増やしていくべきだと思う」が4割以上で最も多くなった。次いで多かったのが、「現状のままでいいと思う」で21%程度。

(#゚Д゚)ゴルァ
このデータから取り出すところ、全中国人中 対中ODAに対して謝意を持っている人間の比率はなんとわずか9.2%。
ODAを知っていながら戦争の謝罪だし当然だと考えてるクズは7.2%
どこをどう考えても、こんな腐れ国家に金を払う言われなどどこにもない。


しかし逆に言えばODAを止めたところで、逆上してくる人間もたかだか24%。
さらにはODA廃止反対を中国国内で声高に叫べば叫ぶほど、残りの6割にODAに頼ってきた事実が晒されるわけで、中国政府としてはあんまりありがたくない事態になることが予想されるため、実際はそれほど反応が無いかもしれない。
でも反日教育がいきわたった中で事実が明るみになると、全中国人の60%がODAをもっと増やせと言ってくる可能性がある。つかこっちのがありそうだ。ふざけんな。
ここまでくると日本は10億人の乞食を食わせてるようなもんで、さらにタチの悪いことにその乞食どもが施し受けて当然と考えてるわけだ。


さてさてどうしたもんか。
日本としては中国に対して資金援助することはやぶさかではないハズ。
それは世界の工場としての中国であって、反日恥知らずな乞食集団ではない。
ってことはODAでの出資に対して条件をつければ良い。
こんなのはどうだろう。

・ODA無しでは財政が成り立たないという途上国宣言と戦後問題の終結宣言を全国民、全世界の前で行う。
・反日教育のために捏造した南京事件などの撤回
・有償援助分返却へのロードマップの提示
・反日教育の撤回と謝罪
・核武装の放棄

これぐらいはやってもらわないと話しにならん。
累積3兆、年度で1000億の重みを身を持って体験しないと数千年抱いてる「中国は世界の中心」という馬鹿な妄想は無くならんだろうし。
中心には日米欧しかいねーんだよボケ。
ってことでまずは徹底的に中国なんぞ乞食に過ぎんてことを知ってもらおう。
ODAなんかその後だ。


日本は戦後50年以上怠け続けてた外交のツケ、それも主に極東馬鹿三国に対するツケをそろそろ支払うべきだと思う。
そういう外交を小泉内閣には期待してる。今のとこ及第点かな。
あー。
手っ取り早く中韓で戦争でも起きて共倒れしねーかな。
共倒れしてくれたら3兆円ぐらい安いもんだ。
中国が倒れたら北朝鮮も自然消滅するだろうし。
米韓安保発動でどさくさに紛れて三国とも滅亡することも考えられるな。
それがいい。実にいいと思った。
んで戦争特需で盛り上がるぞー(゚∀゚)

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外国人参政権問題 /archives/2004/11/post_38.html /archives/2004/11/post_38.html#comments Thu, 11 Nov 2004 07:31:30 +0000 http://v-182-163-78-5.ub-freebit.net/?p=52 メディアでもさほど大きく取り上げられていないこの問題。
現状はこの法案が通る可能性は低いにしろ問題は問題として認識しとこうという意味でちと書いてみる。

bana_gaijin01m.gif


そもそもこの問題は参政権を永住外国人に対して認めようという趣旨から発生している。
次の文が簡潔に示してる。
外国人参政権に反対する会公式サイト

今、永住外国人へ参政権を与えようとする動きが活発になっています。在日韓国人や韓国政府が日本政府に働きかけ、また自民党を除く殆どの政党が党の公約として掲げ、推進しています。この法案は、ついに10月臨時国会で審議されます。
しかし、永住外国人に参政権を与えることには非常に大きな問題があるのです。まず憲法違反であること、内政干渉が起きる可能性があること、また外国人に日本の地方自治体が乗っ取られる可能性があること、さらに下手をすると、我が国の国民を拉致した北朝鮮の工作員に参政権を与えることになる可能性がある、など問題は山積です。しかしこういった危険をマスコミはきちんと報道していません。

発生元は支那、韓国、朝鮮のアジア3バカ国出身の在日外国人と人権派ブサヨ、プロ市民、国賊議員あたり。
国政への参政権を求めないのは憲法第15条

第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
3 公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。
4 すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。

 
とあり、何処をどう転がっても認められないから。
ここをゴリ押しで通してしまえって考えてる賛成派の脳みそは正直気の毒な病気にかかってるとしか思えない。
賛成派の示す理由は以下の通り。

1.永住外国人も税金を払っているから参政権を与えるべき。
2.外国には認めている国もある。
3.在日半島人は強制連行されてきたんだから参政権を与えてもいいはずだ。

どれをとっても話にならん。
A1.税金は公的サービスを受ける対価として考えるべきで税金の対価は参政権ではない。
もし、税金を払わないと参政権が認められないのなら(消費税は除き)税金を納めていない主婦、老人、学生などは参政権が与えられないことになる。
これは先の憲法第14条、第15条に抵触する。
つまり、税金を納めることと参政権に直接的な関連が無いためこれを理由とすること自体がナンセンス。
A2.EU諸国などで認められている参政権はEU自体を大きな国家と考えた上で、連邦市民としての地方参政権を認められているにすぎない。
またスイスやオーストラリアなどの外国人参政権を認めている国であっても対象国と相互に認めていることが現状。
かたや日本に参政権を求めている韓国などは、韓国国会において「参政権は国民固有の権利である」という日本国憲法第15条と全く同じ理由をもって全会一致で否決しています。
それでありながら韓国大統領 盧武鉉はしゃぁしゃぁと日本に対して在日韓国人への参政権を求めている。(10/8朝日新聞紙面より)
内政干渉にもほどがある。アホか。また併合されてーのかあのマゾ国は。
まぁあんな腐臭漂う半島なんてこちらからお断りですが。
これだから半島人は。(侮蔑
そもそも自国内政を国外のトレンドに流されて行うこと自体が極めてナンセンス。
他国は他国、自国は自国。
恩知らず恥知らずの三国人の発言なんかゴミ箱にでも捨てればよろしい。
A3.参政権が欲しければ帰化すればいい。
強制連行の有無はともかく(個人的には眉唾極まりないと思ってる)戦後60年も住み着いておいて、その間、祖国に帰る機会が無かったなどと荒唐無稽な事は華麗にスルー。
つか在日半島人の帰化申請は他国からの永住外国人に比べ破格といえるほど緩い。
帰化の条件は以下の通り

国籍法
第5条 法務大臣は、次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない。
1.引き続き5年以上日本に住所を有すること。
2.20歳以上で本国法によつて能力を有すること。
3.素行が善良であること。
4.自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
5.国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
6.日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。

ああ。三国人は素行が悪いから申請が通らないのね。
3に抵触する三国人、4に抵触する図々しくも生活保護を受けている20%の三国人、6に抵触する韓国人(竹島)中国人(尖閣諸島)朝鮮人(キム)どもが帰化申請が通らないとしてもすべて自らの行いに問題があるためで、それをもって申請が通らないと主張するなぞ盗人猛々しいとしか言いようがない。
このように、そもそもこの論議自体に憲法上の正当性なんぞ一片たりともなく、こんなものを審議すること自体が国辱ものなわけだ。


まぁ三国人のような民度の低さ犬の如し、態度の大きさ山の如しなヤツらはさておき、それにも増して腹立たしいのがこんな国を切り売りするようなバカ法案に恥も臆面も無く堂々と賛成するような国賊が国会議員をやってること自体がにわかに信じられん。
まぁ前に出たい下っ端議員が群れてるだけだr

128 :無党派さん :04/08/30 13:31 ID:lL8HzgCS
【自民党】
野中広務 (引退したが影響力はまだあるかも)「実現に向けて真剣に取り組んでいる」
亀井静香  “北のメッセンジャー”

河村建夫 「参政権推進」に東莽西走 http://www.tspark.net/
中野正志  宮城県議会に「参政権推進」の要請文を提出 http://www.nakano-masashi.gr.jp/
中曽根弘文 公明にすり寄り。地方参政権問題について「どういう方法が
      いいのか、真剣に検討したい」と表明した。
      民潭の新年会に出席。

上野公成  公明にすり寄り
保坂三蔵 「地方選挙権付与は解決すべき最大の懸念と承知している。
      公党と公党の約束(与党3党合意)だけでなく韓日両国首脳により
      国家間の約束となっている」
遠藤武彦  国際局長 民潭の新年会に出席。
越智通雄 「今年こそはメドをつける年にしたい」
森善朗   日韓議連会長、民潭の新年会に出席。
矢野哲朗  日韓親善協会中央会年次総会に出席。
河村建夫 「地方自治体の盛り上がりをはじめ、世論をもっと高揚させる必要がある」
301 ::(`・ω・´)@10月10日審議・外国人参政権反対! :04/09/10 15:33:12 ID:BC5UOOWC
>>296
追加しました。
【民主党】
岡田克也 賛成 mailto:webmaster@katsuya.net
白眞勲 「在日も韓国系日本人も結集し、みんなの力で地方参政権を獲得しよう」 民団を訪問 http://haku-s.media-trust.com/opinion/index.html
菅直人 「与野党を超えて一緒に努力したい」 kan-naoto@nifty.com (件名は “ご意見箱”+表題 で)
枝野幸男 「『国益』の概念が紛れ込むのは疑問」 omiya@edano.gr.jp
ツルネン・マルティ 「あたりまえ」
峰崎直樹 「整備が必要」 minezaki@mbc.sphere.ne.jp
田中慶秋(神奈川5区)「与えるべきです」 民団からの献金受領 g02561@shugiin.go.jp http://www.keisyuu.com/
仙谷由人  「参政権は日本の市民権。非常に大事である。生きる当然の権利だ」
鳩山由紀夫 「地方参政権付与は当然だと承知している」 yuai@tky.hatoyama.gr.jp
小沢一郎 「一定の要件のもとに地方参政権を与えるべきだと考えます」
      ttp://www.ozawa-ichiro.jp/policy/05.htm
      http://www.ozawa-ichiro.jp/keijiban/index.htm

中川正春 「わが党は協力し、推進したい」
渡辺秀央  日韓親善協会中央会年次総会に出席、日韓協力委副会長
海江田万里  あらためて地方参政権の早期実現に 尽力することを約束。新年会出席。 banri@aya.com
藤井裕久  「日本人も元々は渡来人だ。地方参政権は自民党の竹下登元首相が公明党の冬芝議員に働きかけたのがきっかけだ」
松原仁  「全ての永住外国人に国政と地方参政権及び被参政権を付与する方向で問題解決しなければならない。」
松本大輔 HP、メールでの問い合わせに賛成と表明。staff@dakara-daisuke.com
中野寛成 「被選挙権の問題もあるが、まずは投票権から。
1つずつ実現できるよう一層がんばっていきたい」と応えた。
在日本大韓民国全国民団の代表が党本部を訪れ、
「永住韓国人の地方自治体選挙権の早期立法化を求める決議文」
を中野寛成政調会長に手渡した際に応対。
http://www.dpj.or.jp/news/199905/0511_eijuukankoku.html
赤松広隆、池田元久、生方幸男、北橋健治各衆院議員、山下八州夫
簗瀬進、円より子各参院議員

外国人参政権に賛成する議員一覧作成スレッド
うわあああああああああああああああああああああああああああああ
そんなに日本を外国に売り渡したいのかこの売国奴どもは!
お前ら一人残らず議員バッジ外して大好きな半島へ帰れ!

この中でもズバぬけてとんでもない事言ってるバカがいる。
ツルネン・マルティこいつだ

「在日外国人への地方参政権付与について」
 数年前、各政党がそれぞれ国会へ提出した在日外国人の参政権に関する法案が未だに成立していない。民主党は今国会中新たに「民主党案」をまとめようとしているが、議員の間でも賛否が分かれており結論に至ってない。国民の方からも、私を含め国会議員宛てに賛否のEメールが多数届いている。この問題に関する一般市民の関心が高まっている表れだ。届いたメールへ個別に返事をする代わりに、メルマガで改めて私個人としての見解を書くことにした。
[No.152-04.11.08] ツルネンメルマガNo:152 「在日外国人への地方参政権付与について」

中は空前絶後の売国ネタ盛りだくさん。

私には民主党が用意している法案の内容に賛同できない部分がいくつかある。
 第一は、対象者が「永住外国人」に限定されていることだ。永住者の定義は次のように書かれている:
  「出入国管理及び難民認定法の規定に基づき法務大臣が永住を許可した者(一般永住者)と、日本国とのサンフランシスコ平和条約(1952年)の発効により日本籍を離脱した者及びその子孫(特別永住者―在日韓国人・朝鮮人、台湾人)」
 つまり永住者以外の在日外国人(約百数十万人)は対象者に含まれていない。私の考えでは、日本滞在3年以上のすべての二十歳を超えた外国人を含むべきであり、法案の名称も「在日外国人地方参政権付与法案」とするよう提案したい。

ふ、ふざけるなー。
なんだこの理論。頭おかしいんじゃねぇかコイツ。
日本滞在3年で参政権だ?日本を三国の領土にするつもりか!
何でこんなヤツが国会議員になってるのか正直全く理解できん。

第二の大きな欠点は、参政権が投票権のみになっていることである。
民主主義に基づく政治参加とは当然、「被選挙権」つまり地方議会と長の選挙に立候補する権利も含まれるべきである(北欧の国々ではそうなっている)。
在日外国人には日本人と同様納税の義務もあるのだから、地域社会では税金の使い道を決める代弁者を選ぶ権利と、その代弁者となる権利も当然有するべきである。

(゚Д゚)はぁ?
民主主義に基づく政治参加には被選挙権が含まれている。
でも日本人として日本の国籍をもたず、日本の未来に責任を持たない外国人風情なんぞ民主主義の土俵にも上がってないだろうが
北欧の国々0なんてのは話にならん。
そもそもGNP世界第2位の日本と10位にすら入れない北欧を同列で考えてる時点でダメすぎる。北欧なんかの僻地と日本を一緒にすなボケ。
もういいよ。こいつ国籍剥奪して半島の北のほうにでも捨ててきてくれ。


万が一、仮に、この法案が通った時の事を想定してみると

佐渡市(人口7万人弱有権者数57589人)を例にすると。
大型居住施設が大量に建築される。

6万人以上の在日韓国人が移住

親韓バカどもが市議選に一斉立候補

ミンジョクパワーで市議会過半数確保

市長戦で親韓バカが立候補、ミンジョクp(ry

日本の中に韓国出現

お得意の古文書捏造「佐渡はウリのものニダ」
佐渡は対馬でも可。モチロン他の地域でも可。

これは想像のことですがこの法案が通れば必ず発生します。
気が付いたら日本のあちこちに三国が出現するわけです。
こんな馬鹿なことがあっていいわけがない。
こう考えれば何処をどう控えめに考えてもこの法案に賛成の議員どもは売国奴であることは明確。
即刻議員バッジを外して首括るなり半島へ帰るなりするべきだ。
つか死ね。
というわけでこんな言語道断の法案に真っ向から反対するわけです。
是非一発この問題を良く考えて見ましょう。


参考リンク:
永住外国人の参政権問題Q&A日本会議
永住外国人地方選挙権(参政権)付与に反対するメール運動(Top)
外国人参政権に反対する会(Top)

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☆SAVEニッポン、外国人参政権付与法案反対バナー運動☆
バーチャルネット思想アイドル やえ14歳
VNIやえ14歳さんのサイトはこの問題だけでなく政治の問題を分かりやすく、かつ明確に言及している素晴らしいサイトです。
一読を強くオススメします。
右左で言うと若干右かな。

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